- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167661779
作品紹介・あらすじ
FBIの重要証人が殺された。四肢麻痺の科学捜査専門家リンカーン・ライムは、「棺の前で踊る男(コフィン・ダンサー)」と呼ばれる殺し屋の逮捕に協力を要請される。巧みな陽動作戦で警察を翻弄するこの男に、ライムは部下を殺された苦い経験がある。今度こそ…ダンサーとライムの知力をつくした闘いが始まる。
感想・レビュー・書評
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やっとヒボさんを追ってリンカーンライムシリーズ二弾、コフィンダンサーを手に取りました。
棺桶が踊ってるのか、棺桶と踊ってるのか、はたまた「棺桶ダンス」という頭の上で手を三角に作ってにょきにょきするニュージャンルカルチャーなのか、タイトルだけでなんかもう脳内がブラック企業。
本書内では「棺の前で踊る」だった。棺の前でにょきにょき....悪趣味よね。
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始まりはフィリップハンセン事件
悪事の証拠がたんまり詰まったダッフルバックを破棄したハンセンが目撃者三人を抹殺するために殺し屋を雇う。惜しくも一人は亡くなったが、残りの二人をプロの殺し屋ダンサーから守るため、ライムはロン・セリットーから確保の手伝いを頼まれる。
珍しく乗り気(ではないが割かしあっさり頼みを承諾した)ライムだが、どうやら過去にダンサーとの因縁があるらしい。
「見られたから殺す」という過激派ジャイアン思考のハンセンの動機でライムvsダンサー第二幕が始まった。
ライムとサックスは前作を引き継いで、早速仲睦まじい姿を拝めるのだが...やはりしっかりギスギスする。
捜査となると鬼のライム。彼の手足となるサックスはそりゃもうたまったもんではない同情する。
だが、仮にライムの手足が動けばそれだけ必死に動き回るであろう事をサックスもわかっているのだろう。無茶な移動を要求されようが、爆発に巻き込まれようが、チャラい警官に品の無いナンパをされようが、彼女は諦めない。
中々頻繁に、そして強めに悪態は着けど、彼の信念を尊敬しその為に動く事に誇りを持っているように感じる。良い関係ですね
上巻はリモートチェスでもしてるのかと言わんばかりの裏のかき合いで平行線のまま幕を閉じた。静かだが壮絶な戦いのせいで忘れかけていたが、目撃者二人の運命と小物感強めな黒幕ハンセンの行く末も早く見届けたい。
何よりも毎朝剃刀負けした顔で出勤する私の最推し、ジェリー・バンクス青年の事で頭がいっぱいなので早く下巻を召喚したいと思います
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【お知らせ】
久々の投稿、最後まで読んで下さりありがとうございました┏○
投稿頻度とログインが激減したにも関わらず、、いえ、自惚れかもしれませんが、いつも久々に投稿すると温かいコメントをくれる皆さんに申し訳がありません。私としてはどんなに間が空いた投稿でも
「あ、いたねこんな変態 またくだらん事書いてはるわ(ノ´∀`*)ぷーくすくす」といつも通り軽めに楽しく読んでいただけたら幸いです。
読書とここのレビュー漁りはやめまてん(´;ω;`)ちゅきだから
これからは何事もなくひょっこりはんするので何事もなく流し読んでくださいでもォォ!忘れないでくださいね(´;ω;`)
NORAxx -
文春ミステリーベスト10の1位発表を見て、リンカーン・ライムシリーズの記念すべき第1作「ボーン・コレクター」を読んだのが2000年。それから約四半世紀の時を経てシリーズ第2作となるこの「コフィン・ダンサー」をようやく読んだ。キャラ設定など覚えているはずもなく、ほぼ新作のつもりで読んだが噂に違わずとても面白かった。
リンカーンは安楽椅子探偵ならぬ車椅子探偵だ。しかも最先端の機器を駆使して超微細証拠物から科学的な推理を行う。この一見「静」にも見える行動は非常にアクティブで「動」的だ。またアメリアを始めとする動けるキャラクターたちも銃撃戦はあるわ、飛行機は落ちそうになるわで全てが「動」に満ちた作品になっていて、安楽椅子探偵ものという事を忘れそうにさえなる。そして最後までどんでん返しが続くところも巧さがあり、長期シリーズ化されているのも頷ける内容だ。
安楽椅子探偵もので有名どころといえばミス・マープルや隅の老人か。私は歴史系の安楽椅子探偵ものが好きで「時の娘」や高木彬光の「成吉思汗の秘密」はお気に入りの作品だ。
リンカーン・ライムは既に安楽椅子探偵の代表の一人になっているようなので、これから他の作品も読んでみようと思う。 -
ブックオフで購入
きっと前の持ち主は手に汗握って読んだのでしょう
何ページか分解しそうな傷み具合( ̄▽ ̄)笑
私の手汗追加で下巻に突入です! -
ボーンコレクターから続けて読みましたが、飽きずに最後までジェットコースター!
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うーむ、スリリング!犯罪者VS科学捜査の極限の闘い。特徴があるようでない、万能の殺し屋コフィンダンサーか。上巻で決着がついたかに見せて、そんなわけはないと思うが…続きが気になる。
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前作より直接対決感が強くてハラハラする。下巻へ。
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リンカーン・ライムシリーズ第二弾。
今回も、厄介な事件に取り組みます。
それにしても、どいつもこいつも、
リンカーンに負けず劣らず、
とんでも無い頭脳派の犯人ですねぇ。
って言うか、リンカーン自身も、
警察官(厳密には、民間人だけど)でなければ、
とんでも無い人物ですけどね。 -
鑑識の天才リンカーン・ライムもの2作目。
犯人の怖さがひしひし迫る完成度の高さ。
すごいです。 -
ジェフリー・ディーヴァー、彼は人を引き込む話を書くのが非常にうまい。 緻密な構成。拘った細部。緊迫した展開。その全てでもって、読者を絡め取り本の世界に落とし込んでいく。 ページをくる手がどんどん早くなり、時間が飛ぶようにすぎて、気づけば寝食を忘れて一気読み。 そういう作家だと思っている。
今作も、そのジェットコースターぶりは健在だった。 素晴らしい推理戦とタイムリミット。練り込まれた騙しのテクニックに見事してやられ、読書の娯楽としての側面を大いに楽しめた。
どうして貴方はー(以下略)
(伝わりますように笑)
お久しぶりです♪
忘れるわけないじゃないですか!!臭...
どうして貴方はー(以下略)
(伝わりますように笑)
お久しぶりです♪
忘れるわけないじゃないですか!!臭いとわかってるのに匂いを嗅ぎたくなる不思議について語り合った仲じゃないですか!!←
一度積むと中々掘り起こせないですよねぇ。積読の土瓶さんと遅読の私果たしてどちらが先にレビューを書ける事やら...。
ゆっくり楽しんで読みます☆