小学五年生 (文春文庫 し 38-8)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3009
感想 : 182
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167669089

感想・レビュー・書評

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  • 子どもが小学五年生だから、興味持って楽しく読めました。
    レトロな感じではありますが、心理描写が面白かったです。
    10歳くらいになると、生まれた頃とだいぶん大人たちの事情も変わってきますよねー。たしかに。

  • 文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい ◯
    その他

    男子の心情を少しでも理解したい、と手に取りました。

  • 子供から大人への階段を登る、甘酸っぱい感じ。成長と共にわかること、未来は明るいが、現実は甘くなかったり、子供だけど何もわからないわけでなく、かといって一人でなんでも出来るわけではない。周りの友人も変化を迎える多感なころ。自身のその時を回顧して懐かしく思うと共にこれからその時を迎える子供たちのこころの動きを考えてあげたいと感じた。

  • 2021年12月18日読了。

    娘が春から小学5年生になるので読んでみた。
    小学5年生の少年が主人公の短編集。
    女の子も出てくるかと思ってたのだけど、みんな少年だったこともあってか、小学5年生ってこんな感じだったかな?と自分の子どもの頃の感情を想像しながら(思い出せない!)読み進めた。
    5年生がどうだかはわからないけど、短いお話であっても感情移入できる心の機微を描くのがうまく、毎回主人公の少年たちの心が救われる様に親目線でホッとしたり、あたたかい気持ちになったりした。

    娘は鈍感力高めな様子だけど、すでに色々な感情の中で日々過ごしているだろうなと思う。
    これからおとずれる思春期で体験する色んなこと、色んな気持ち、たくさんあるだろうけど、心の支えになれるよういい距離感でそばにいられたらなぁと思う。

  • 読了2009.12.22
    とてもノスタルジックでした。

  • 17人の五年生がショートストーリーで登場します。転校、いじめ、父親の死、母親の病気など辛いお話から、バレンタインや思春期に入りかけの少年の思いが描かれています。また文章中、重松清さんは、それぞれの作品に登場する主人公の男の子達を名前ではなく、「少年」と呼びます。どんな読者でも読みやすく、親しみを覚えることができると思いました。

  • 十七篇のショートストーリー。
    17人の五年生がショートストーリーで登場。

    小学五年生の時のわたしってどうだったのかしら…。
    一生懸命毎日を生きていた自分を思い出し、目の前にいる我が子の成長をあたたかく見守ろうと思えた1冊。

  • さすがの重松作品。
    青年になりかけの微妙な年齢をすごく鮮やかに描いていてすごい。

    自分も経験したモヤモヤ、ドキドキ、わくわく、やるせなさが蘇ってくるようでした。

    特に心に残ったのは正、プラネタリウム、川湯にて。

  • 小学校が一番人間関係難しい。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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