- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167669089
感想・レビュー・書評
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息子が5年生の間に絶対読みたかった本。
間に合って良かった。
私は女だから私の小5の思い出とはやっぱりちょっと違う。
息子の頭の中はホントにこんな感じなのかなぁ。
好きな子はいるのかなぁ。
ますます息子のことが知りたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009
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おさまりのつかない多感な季節のころの自分は、いまも胸の内にいる。だってそうじゃないか、いまだってぼくは、嫉妬して嘘ついてカッコつけて涙している。
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多感な時期である小学五年生の少年たちの笑顔と涙の物語。ショートストーリー17篇。
自分はこの年頃の時、何をして何を考えていたのだろう。大人の今から見れば、なんてくだらないことを面白がり、悩んでいたと思うが、当時は精一杯背伸びをして大人の入口を探していたのだろう。
はっきりと思い出すことはないが、この作品の少年たちは私自身だ。ちょっと恥ずかしい気持ちにもなる、かつて小五だった男たちすべての物語である。 -
小学五年生が主人公の短編集。転校、いじめ、父親の死、母親の病気、弟の病気などなどちょっとつらいお話から、バレンタインとか思春期に入りかけの少年の淡い思いが描かれています。プールに入るとどうしてぴょんぴょん飛びはねたくなるのだろう・・・というくだりがありますが、確かにその通りで、よくまあそんなこと思いついて小説に書くなあとちょっとうれしくなります。さて、著作権の問題もあるのか、よくこの短編集からの出題が中学入試国語にはあります。模試などにも使われることが多いのですが、一度試験監督中に、それを読んでいて泣きそうになったことがあります。あまり感情移入しすぎると問題は解けなくなるのですよね。個人的には学級委員の選挙のお話なんかが好きでした。冬休み中に図書館で借りて読みました。
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ーまだ「おとな」でもないけれど、もう「子ども」でもない。微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。
重松さんの文章は読みやすいです。
主人公が全編少年なので、共感しづらい部分もありましたが、それでも自分の子ども時代を思い出してキュウッとなりました。
甘酸っぱい…。 -
作者のなかには小学5年生がいるらしい。なぜ作者はこんなに小学5年生の気持ちがわかるのだろうか。自分も5年生の頃はこの短編集の主人公たちのように感じていたような気がするし、今の小学5年生たちも同じように感じているのではないかと思う。
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kindleで読んだ。
短編集 -
小学5年生の少年が主人公の短編集。
引っ越し、兄弟、女子、母、父、友達、学級委員、バレンタインデー。この時期の微妙な感情の動きや幼さの残る言動から、小学5年生の見ている世界をやわらかく表現しています。
一方で、短編・小学生の目線ということもあり、個人的には読後に物足りなさを感じてしまいました。 -
2014/02/18