子どもは判ってくれない (文春文庫 う 19-1)

著者 :
  • 文藝春秋
3.73
  • (67)
  • (114)
  • (133)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 985
感想 : 90
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679910

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とても 言葉の整理がうまい人だな。
    身近なことから国際問題まで判りやすく意見が述べられていて、それでいてこちら側に考える余地を与えてくれるので気持ちよく読める。
    なにがどういいか、と中身を説明するのは難しい。
     
    私は言葉の整理が下手なんだ。

  • 親と子の学歴について
    学歴は比例しないが知性は比例する。

    村上龍と人生
    やりたいことをやるのではなく、やりたくないことから避ける。

    なぜ私は憲法改正反対なのか、しまうまの例

  • この本で言う子供とは、子供のような大人のこと。

  • 内田さんの文章はくどいいうか難しい表現があり、読みづらい。私が教養がないのかもしれないが。第2章の自立のために知っておくべきことは耳が痛かった。自立していない自分を目の前にさらけ出されたからだ。どの内容も本当によく練られており、なるほどと思ったしだいで、自分が同じ事を書くとしたら、もっと浅いものになるだろうなと思う。やはり内田樹は思想家である。

  • 複雑な問題にはのらりくらり、うだうだと語る建前の著者も、こと改憲反対の語気は荒いのが傑作だ。「私を説得してみろ」ったって、改憲論者は貴方と対話する前提条件を満たしてないですよ、きっと。どうあれ、総じて楽しく読みました。

  • 内田さん 私は好きだな。

  • ブログ読んでるなら買わなくて良いかも。でも面白い。後悔、後に立たず!

  • 呪いのコミュニケーションがなるほどです。気をつけることにした。
    樹さんエッセイは同じ話を形を変えて繰り返しますが、この本はいつものテーマを大体網羅してて安心。繰り返して読んでるうちに根付いてしまうパターンです。飽きないし。

  • ブログをほとんど全部読んでいたので、わざわざ買って読まなくてもよかった。それは、わかっていたことなので文句はないです。とても説得力があるし、その通りと思うことばかりなので、逆に疑わなければと身構えてしまう。

  • 『疲れすぎて眠れない夜のために』はインタビュー形式で作った本で、これは、内田先生がホームページやブログなどに書いていたものを加筆してまとめたものだそうなので、前述の本より小難しさがパワーアップしてる。難しくて斜め読みしたところも多かったけれど、面白かった。複雑なものは複雑なままにしたほうが分かりやすいこともある、正解がない時代ウンウン言いながら悩んでいるのがいいんじゃないか、というようなお話だったと思うのだけど、私が言うと簡単になってしまいますが。

著者プロフィール

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』『日本習合論』(以上、ミシマ社)、『私家版・ユダヤ文化論』『日本辺境論』など多数。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

「2023年 『日本宗教のクセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内田樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×