敗者の嘘 アナザーフェイス 2 (文春文庫 と 24-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 160
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167787028

感想・レビュー・書評

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  • 途中まではとても面白かったが、ラストが微妙だった。

  • 強盗殺人の容疑者が自殺
    そんな時に自首をする者が現れる

    どんでん返しのどんでん返し
    人に話させる才能に長けた大友さんでさえ
    一転二転させられていて
    真相に近づいている気が最後の最後までせずもどかしく、謎解きは面白かった

    大友さんの同期2人が非公式に力を貸し
    解決へ突っ走る描写は、堂場先生の作品では珍しく思えた
    癖あり・我が道を行くタイプの主人公が多い中、周りに手を貸してもらい、気がついたらその手を引っ張って行くくらいになってる大友さんのシリーズがとても楽しい

  • 読ませる文章はさすが。ただ内容的にはちょっと微妙だったなかぁ。もっと衝撃的な理由があるのでは、、と思って期待していたけど、なんだかやっぱりな、みたいな感じで少々残念であった。最後もちょっとイマイチだと自分は感じた。まぁ、最終的に物語は収束できたので、納得ではあるけど。

    あと、男子を育てた身であると、小学2年生の優斗くんはちょっと大人過ぎな印象。あのくらいの男子はただただアホである気がする。
    かっこいいとされる主人公。俳優だったらどんな感じなのかなぁ、と思いながら読んでました。雰囲気的には松坂桃李みたいな感じかな。

  • 神保町で起きた、強盗放火殺人事件。一時、スポーツ用品店の店長の男が、捜査線上に浮上していたが、任意捜査中に自殺という事態に。さらに、女性弁護士が真犯人として名乗り出てしまう。ややこしい。

  • ★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
    ★★★★☆ 暇な時に読み返したい
    ★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
    ★★☆☆☆ 面白くなかった
    ★☆☆☆☆ 同上

  • シリーズ第二弾。
    子育て刑事大友鉄が、またもや元上司福原の命令により、穏やかな日常から事件現場の最前線に駆り出され、苦悩する人間ドラマが描かれています。

    事件がどうのというより、刑事だってサラリーマンなんですよ、っていうことで、「アナザーフェイス」ってことなのかな。

    テツ、捜査に子育てに大変そうなんだけど、なーんかまだ余裕ありそうなんですよね。

  • 前作がまずまずだったので、第二弾のこちらと、第三弾をまとめて購入しました。

    うーん、イマイチです。
    主人公の大友の人物像の描写がしつこい上に、前作より善人になりすぎているというか、できすぎ感が強まっていて、鼻につきます。

    ストーリーは、資産家の老夫婦が自宅で殺害された上に火が放たれる、という残忍な事件が起きたところから始まります。
    容疑者はスポーツ店二代目の男性。
    有力な証拠が掴めず、取り調べ中に男性は自殺。
    ところが、ある女性弁護士が、「自分が犯人だ」と自首をしてきて…。

    話の展開も面白くなく、集中して読めませんでした。薄っぺらい仕上がり。
    三作目も読んでみますが、期待薄です。

  • 大友やその息子、同僚のキャラクターも顕在で、1作品目の時よりも段々と彼らに愛着がわいてきますね。今回もイケメン刑事・大友が難解な捜査に乗り出します。事件の容疑者が自殺、その後で真犯人と名乗る人物が出てくる。果たして真犯人は誰なのか、というお決まりの展開ですが、最後の最後でひっくり返されます。ただ、この逆転劇が「衝撃的な結末」と捉えるかどうかは微妙なところかも。良くも悪くも裏切られ感があり、なんとなくすっきりしない終わり方でした。全体的には面白く読めたので、オチの部分だけ好みの問題かなと思います。

  • 途中から何となく黒幕に警察関係者が絡んで居る雰囲気を漂わせながら一件落着と思いきやもう一つの真相が暴き出される。
    証拠の捏造はやってはいけないが、最終的にはどう落とし前がつけられるのだろうか。書かれてはいないが真相を知った大友が上司に報告したのか否か気になってしまった。
    捜査が好きなのに子育てにシフトしようとする不器用な大友がもどかしくもある。

  • シリーズ第二弾。大友鉄という人たらしのキャラクターと出てくる街並みに親近感ありシリーズを読むと決めてから久しぶりに読んだ。映像化されているようでキャストを思い浮かべながら読んだ。今回は中盤はなかなか真相が明かされないイライラもあったけれど終盤はテンポよく持ち直した感じ。警察組織に立ち向かう為に自らの身の危険を顧みず挑む弁護士の優は今後のシリーズにも登場するのだろうか。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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