きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で) (文春文庫 く 34-3)
- 文藝春秋 (2013年11月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167811037
感想・レビュー・書評
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クドカンが好きで読みました。
あれ、クドカンって高校生の時はこんなにパッとしない感じなの?と思いながら読んでましたが、最後、やはり凡人との違いを見せつけられましたね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
強烈なキャラクター達で最後までグイグイ持っていかれた感。いやー笑った。
下ネタというよりそのまんまの単語の羅列で、電車でページを広げていて良いのだろうか、知り合いとかに見られたら嫌だな、と思いながらも、読了。 -
狂っとる。キャラクター全員が狂っているせいか、なぜか話がまとまっている。いつもクドカン作品に魅了せれてしまうのはこの狂気が原因なのか。狂喜か。
脚色した自叙伝のような作品で、クドカンに興味がアリアリな私は無論楽しく読めた。
白鳥おじさんの度を超えて狂ったキャラクターと、童貞という悪しき自意識。なんであんなに藻掻いていたんだろうか、私もそう思う。
「そんなに悩むことなかったよな・・・。」
童貞とはその筆頭なのだ。見栄を張ることを過剰な自意識で受け入れられないこと。それって大事だよなぁ。よくわからないチャラ男は40歳ぐらいになったら蔑まれて生きていることにも気付けない大人になっているんだよ。たぶんだけど、そう願うよ。 -
虚8実2の青春小説(?)
下ネタ満載。
アホすぎて笑える。
クドカンと同世代なら、なお楽しめると思う。 -
クドカンてキッズリターン出てたんだ。
長い妄想のような本当の話なのか、中学生円山に通じるようなどうなんだ。
白鳥おじさんは決まっているのだろうと確信出来る話し。 -
あまちゃんの脚本家として知られる宮藤官九郎氏の初めての小説作品。
著者自らがモデルとなっている主人公の思春期を面白おかしく描いている。
9割が下ネタという突っ走りっぷりは見事。軽快に読み進めることができる話ではあるが、読み終えた後は何も残らない。 -
宮藤官九郎の少年時代を基にした恥小説?フィクションと事実がゴチャゴチャになっているから本当かどうか分からないが、少なくともこうゆう面白いことを創造出来る力はすごい。努力という言葉からは程遠く常に欲望のままに行動出来る(予備校でひたすら女の子を追いかけたり、文化祭で下ネタを叫んだり)力は凄まじく、だからこそいろんなことを全部出来た今の宮藤官九郎があるのかなと思う。苦しい努力をしたり、欲望を抑えて悶々とするのではなく、とにかく欲望のままに行動を。生きている実感を。大人計画の舞台を1度は見に行こうと思う。
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年末に「あまちゃん」の総集編を見て、「木更津キャッツアイ」を放送してて、紅白では、クドカンが審査員でいて、あまちゃんコーナーがあり、ということで、新年の1冊目は、クドカンの小説。といっても、自分自身の私小説に近い。震災以前に書かれているが、地元(GMT)vs東京であったり、俳優や脚本や音楽などいろいろなことをやりたかったり、「最終的には、秋元康になりたい』と書いていたり、「あまちゃん」を感じさせる記述も多い。お正月っぽくはないが、おもしろいテレビ番組はなく、楽しめた。
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2013/12/25
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