- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167905545
感想・レビュー・書評
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カイロで育ったごはんの記憶が凄まじい。水が、野菜が、卵がなまで食べれることが幸せなんだと感じた。
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テヘラン生まれ、カイロ育ち、そして大阪どっぷりの作者西加奈子氏。
食のエッセイなのに、肩ひじ張らずに、楽しく読める。
えっーと、そんなのが、美味なの?と、思うような話も、、、(笑)
でも、入院の時の、点滴のみの話は、理解できる。
人間の元気の素は、口から食べれることに感謝すべきであると、つくづく思う。
絶食はしたことが無いけど、きっと作者が、思わず、牛乳を何本も、一気に飲んでしまったことは、凄く理解できる。
少し、こんなのが好きなの?と、思われる料理(?)もあるが、沢山の国々の料理の話が出て来て、飽きない。ニューヨークでのアフガニスタン料理のダンプリングを食した時に、その国の現状を考えて、あなたの国も素晴らしい!と、言えないと思った作者が、何度も料理は美味しいと言い続けた優しさ。
タコ焼き大好きな作者が、好きになった。
でも152ページの「お好み焼き大好きだんねん!」とは言わないよ!
「大好きでんねん!」と、オジサン族は言うけど、「だんねん」は、大阪人でも、使わへんで~(笑) -
読んでいるとお腹が空いてくる食に関するエッセイ。始めて西さんの本を読んだが、文章には飾り気がないが、言葉選びにセンスを感じる。
しかし、食に関するというだけでなく、基本的な価値観がちょっと違うのか、面白い!とはならなかった。 -
西加奈子の小説も好きだけど、たぶん私はこの人がすごく好き
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関西弁が好き。
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2017.10.19読了
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初めて読んだ西加奈子。面白かったー。
エッセイが好きと思える作家さんて意外といない。 小説が好きでも テレビで話してるのが好きでも 好きとは限らないのが不思議なんだけど 西加奈子のエッセイは大好きー。なんでだろ。
この人の根底に 他人に対する愛情を感じるからかなぁ。
前にテレビで話してるのを見て あの大阪人そのものの押しの強いキャラを苦手と思って 本を手に取ったことなかったのに なんか食べ物の話だったから 珍しく手に取って パラパラしたら なんかイケる気がして買った。でもこんなに面白いと思うなんておもわなかったなぁ。
今度は小説も読んでみよう。
エッセイも読みたいから たくさんエッセイ書いてー -
とても面白かったです。このエッセイは、食べ物も美味しそうですが、西さんの飾らなさと豪快さ、そしてちょっとの面倒さが溢れていて素敵でした。テレビで見ていた西さんの人柄、語り口そのまま。日常のエピソードも、外国の暮らしぶりも興味深かったです。エジプトでは生食は今でも難しいのかな?わたしももっと食も楽しみます。小説も、エッセイも、食べ物が美味しそうな作品は良いですね。大好きです。