- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167913649
感想・レビュー・書評
-
一気読み!!
ミステリかと思って読み始めたら、貧困問題、毒親、先生、バイト先の店長、終盤には、、、!!と、自分勝手身勝手な大人ばっかだだし、社会問題いっぱいだし、これは、結構深刻で残酷で切ない話だった。
最近一気読みばっかだな。
やっぱりミステリはおもしろいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリというより社会派的な作品だと思う。貧困や生活保護、なんて重い作品なんだろう。
-
先の読めない展開でどんどん引き込まれていき、ラストは衝撃の連続。あっという間に読んでしまった。
貧困問題をテーマとしているが、そこにミステリーの要素もあり読み応えがすごかった。
大人に振り回され、必死に生きる子どもがいるのだ。もがいてもがいて行き着いた先が絶望・・・。二人を救えるタイミング、いくつかあったよね?彼女たちの周りにいる大人がダメすぎる。誰にも救われなかった二人の末路に胸が締め付けられる。
読み終えたあとにタイトルの意味が重くのしかかってくる。希望=ネガとのぞみ。深いな・・・ -
言いたいことがあって、ミステリーとしては薄いと感じた。でも言いたいことがとても正しい。
14歳は色々迷うし絶望したりもする。
それでも、と思えていればいいなと思う。 -
結末が只々切なかった。
中学生にこんな窮屈な思いをさせる貧困問題は自分が想像してるものよりもっと重く悲しいものだと感じた。 -
【探したけど、希望はどこにも無い。あったのは儚い幻】
中学生ののぞみが殺害された容疑で捕まった同級生·ネガの動機を調べる事になった刑事達はその背景の社会の闇に気付く物語。
深夜に起きた首吊り自殺。
捕まった少女に動機を聞いても黙秘を貫くのみで、その不可解さが解決の糸口となる。
そこにあったのは中学生を働かされる圧倒的貧困。
しかし、アフリカなどの飢餓や苦しみがある訳では無い。不幸を比べる事自体が歪だ。
当事者にしか分からないそれぞれの地獄がある。
信頼出来る大人に搾取される子供達の痛みを想像するしか救いは無いのだ。 -
子供の貧困問題をベースに刑事の視点とこの物語のキーとなる女子中学生の視点が交互に書かれる。
結末は非常に切ない‼久しぶりに読みながら涙ぐんでしまった。中学生でそんな決意をしなければならない社会ってなどうなんだろうと思うし私自身も親として非常に考えさせられた作品であった。このストーリーの終わらせ方も秀逸出会ったと思う