太陽風交点 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195771747

感想・レビュー・書評

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  • #日本SF読者クラブ 「問題作」である。ある出版社にとってはだが。作者の初期の短編集で、「ハードSF」の名に恥じない硬派なSF。

  • 2021/10/2購入

  • 設定中心で、ストーリーは弱め

  • <閲覧スタッフより>
    【堀晃氏作品】
    7月12日に開催される交流文化研究会にて講演いただくSF作家・堀晃氏の作品を集めました。講演会のお話とともに、ぜひ手に取ってみてください!

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    所在記号:文庫||913.6||ホア
    資料番号:10050076
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  • ハードSFの原点、ここにあり

     もっとも好きなSFはなにかと聞かれたら、私は迷わず堀晃氏の著作を推すだろう。

     初めて読んだのはもう何十年も前になる。再度読みたくなって古本屋で3冊ゲットした。とても懐かしい。そしてとても面白い。私はいつも本は捨ててしまう。しかし、この3冊は永久保存したいと思う。




     短編集である。時間的にも同時期とはいえないものが詰まっているので、いろんな色が混ざっている。
    イカルスの翼・・・まぁまぁかな
    時間礁・・・ENTROPYとPARADOXが楽しい
    暗黒星団・・・いまいちかな
    迷宮の風・・・もうひとつかな
    最後の接触・・・クローン脳の試行作かな
    電送都市・・・着想がユニーク
    骨折星雲・・・モノリスを連想させるいい作品
    太陽風交点・・・堀晃作品の原点といえる
    遺跡の声・・・骨折星雲に近いがトリニティの終焉
    悪魔のホットライン・・・実在する悪魔

     珍しく一言コメントを書いてみた。もちろん、コメントはもっといいものがある。単なるSFである。登場人物は極めて少なく、人物描写はほとんどない。宇宙もしくは物理学という環境のもとでの人物を描くスタイルだが、実は環境そのものをハードに描いているという気がする。氏の著作から、他のハードSFを読みたくなることは間違いないと思う。お勧めである。

  • 堀晃えらい!

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著者プロフィール

1952年 山口県生まれ、画家
山口県下関と奄美大島とで絵画制作中

現代日本絵画展大賞 昭和会展優秀賞 モダンアート展協会賞 小林和作賞 山口県芸術文化振興奨励賞 損保ジャパン美術財団奨励賞受賞者展優秀賞 リキテックスビエンナーレ展受賞 安井賞展 明日への具象展 具象絵面ビエンナーレ 日本青年画家展 現代美術選抜展 両洋の眼・現代の絵画展 前田寛治大賞展 プサン青年ビエンナーレ テグアジア美術展 その他多数

個展:北九州市立美術館、下関市立美術館、日動画廊、日本橋三越本店、中宮画廊ほか多数
収蔵:下関市立美術館、大分市立美術館、東郷青児美術館ほか多数
出版:エッセイ集「波打ちぎわ」パステルスケッチ集「加計呂麻」

「2008年 『今夜も眠れないこの島で 奄美からの手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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