- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198605391
感想・レビュー・書評
-
たしか中学生の時に友達が『お薦め』と貸してくれた本。とても面白くて一気に読んだのを覚えてます。
大人になって古本屋さんで見つけた時に懐かしくて思わず買ってしまいました。
娘にも是非読んでほしいと思って薦めたら、まだ小学生の娘には少し難しかったみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何度も読み返すシリーズ!
神の世の日本の豊かな自然、そこで暮らす人々、勾玉をめぐる物語。
イギリスの魔法少年よりも身近にこんな世界があったとは。 -
勾玉3部作の1作目。この後、「白鳥異伝」「薄紅天女」そして「風神秘抄」へと繋がっていった。
-
ひとりは「闇」の血筋に生まれ、輝く不死の「光」にこがれた。 ひとりは「光」の宮の奥、縛められて「闇」を夢見た。
上記は、今では絶版となった福武書店版の帯の文句。これだけで女の子の心をぐっと引き寄せるものがある。
10代向けに書かれた古事記をモチーフにしたファンタジー。大人になって、勾玉のシリーズを全部そろえたので、唯一既読だった今作を再読。10代の頃も夢中で読んだが、大人になっても夢中になる。
古事記の内容が少しだけわかっていれば、より楽しめるが、狭也と稚羽矢の可愛さだけでも十分楽しめるので、10代の方にぜひ読んでみてほしい。文章も読みやすいので、普段小説を読まない方にもおすすめ。 -
荻原さんの本、はまった!!
-
RDGを一緒に読んだ娘に薦め、改めて読み直しました。
再読のはずなのに、あまり覚えていないのは、自分にとって難解だったからだと思います。
以前より少し大人になったおかげか、とても新鮮な気持ちで読み進むことができました。
最近まんが版とはいえ、古事記を読んでいたこともよかったかもしれません。
娘にも難解だったらしく、鳥彦がよかったね、という感想です。
私は今回、奈津女に感情移入してしまいました。
本を登録しようかと検索中、彼女の番外編があると知り、読んでみたいなと思いました。 -
勾玉シリーズ第一弾
神々が人と共に地上を歩いていた古代の日本「豊葦原」。
光の神である高光輝大御神とその子供たち照日王、月代王。
黄泉の国にお隠れになった闇美津波の女神。
いまや、豊葦原は光と闇がせめぎあう戦乱の世となっている。
変若という技をもち、死ぬことも老いることもなく輝くように美しい輝の神。
反対に朽ち果てる運命の闇の神。
でも、それは表裏一体のものであった。
水の乙女の狭也は、闇の氏族でありながらも輝に惹かれる。月代王に請われて宮中に入るが、そこで大蛇剣を守る、輝の未子、稚羽矢と出会い、運命を変えていく。
古事記のイザナギ・イザナミの神話がモチーフになっています。全てのものに神が宿っているという八百万の神の思想は、すごく好きです。どこかにそういう思いって日本人なら持っているのではないでしょうか。
そんな神々を輝はどんどんと殺していくわけですが…。
正直、裏切って逃げた男神が何を今更…って強く思うし、それに巻き込まれてしまう子らが本当に哀れ…。
最期は愛だぜ!って感じで終わります。
世界観は好きでした。 -
中学生くらいに1回読んだのかな?
大人になってから、見つけて、読んでみた。
内容ほとんど忘れてたから、楽しめて読めた。
後半は泣いてしまった…。