ぼくんちのテディベア騒動

  • 徳間書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198629601

作品紹介・あらすじ

中古ショップで、ぼろぼろのどこか悲しげなテディベアを気に入ってしまったぼくは、店の裏に捨てられていたのを拾って、ホレースと名づけた。学校のイベントで、有名な鑑定士にホレースを見せると、高値で買いたいだって!?同じころ、父さんが経営する清掃会社がかたむきかけ、母さんも姉さんも妹もなんだか不安な気持ちに。父さんは、家族のためにテディベアを売ってくれと言いだした。けど、ぼくは手ばなしたくない。でも、ほんとうの値うちを知りたくて、ガールフレンドのルーと、親友のケニーといっしょに、テディベアにくわしい大金持ちの老人をたずねると、なぜか怒りを買ってしまう。その直後、うちに不審な男が押し入り…?アンティークのクマの謎をめぐり、男の子の家族とのきずなや初恋をユーモアを交え温かく描く、ハラハラどきどきの物語!小学校高学年〜。

感想・レビュー・書評

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  • 母さんの誕生日プレゼントをさがすため、チャリティーショップへやってきたジョエル。母さんは「シンプル」裁縫の時にする指抜きが大好きなので、いいのを探そうと。
    しかしその店でボロボロのテディベアを気に入ってしまい、売物ではないというので、50ペンス寄付して、店の裏に捨てられたのを拾ってきた。タグについていたメーカー名から、「ホーレス」と名付けた。美術の課題の絵のモデルにしようとホーレスの絵を描いていたジョエル。
    その頃から父さんの会社の経営がわるくなり、家もうしなうかも・・。

    有名な鑑定士にみせたら高値が買うという。鑑定士の態度を不審に思い売らずにテディベアを扱っている店につれていってみると、コレクターが近くにいるので鑑定してもらえば・・と。しかしその大金持ちの家に行ってから何故か警察が・・。


    しっかり者の妹エリン、姉さんのマディー。。母さん父さん。。友人のケニー。みんなそれぞれ生き生きと描かれていていいですね。
    そして、価値のあるものかもしれないからではなく、ただただこのテディベアを気に入ったジョエル。目をみてホームシックだと読み取るだなんて、随所に作者のテディベアへの愛を感じますね。、

  • 母さんの誕生日プレゼントをさがすため、チャリティーショップへやってきたジョエル。母さんは「シンプル」裁縫の時にする指抜きが大好きなので、いいのを探そうと。
    しかしその店でボロボロのテディベアを気に入ってしまい、売物ではないというので、50ペンス寄付して、店の裏に捨てられたのを拾ってきた。タグについていたメーカー名から、「ホーレス」と名付けた。美術の課題の絵のモデルにしようとホーレスの絵を描いていたジョエル。
    その頃から父さんの会社の経営がわるくなり、家もうしなうかも・・。

    有名な鑑定士にみせたら高値が買うという。鑑定士の態度を不審に思い売らずにテディベアを扱っている店につれていってみると、コレクターが近くにいるので鑑定してもらえば・・と。しかしその大金持ちの家に行ってから何故か警察が・・。


    しっかり者の妹エリン、姉さんのマディー。。母さん父さん。。友人のケニー。みんなそれぞれ生き生きと描かれていていいですね。
    そして、価値のあるものかもしれないからではなく、ただただこのテディベアを気に入ったジョエル。目をみてホームシックだと読み取るだなんて、随所に作者のテディベアへの愛を感じますね。、

  • 楽しく読めました。
    上等ではないけれど、ぬいぐるみ、丁寧にきれいにしてあげなくては…。

    2010.8.26

  • チャリティーショップでたまたま見つけたボロボロのテディベア。なぜか気に入ってしまったぼくは、店の裏のゴミ箱に捨てられていたのを拾って帰った。絵を描きたかったんだ。ところが、このクマのぬいぐるみが高価なアンティークらしいとわかってから、家族や友だち、泥棒や警察、大金持ちの老人までまきこんだ大騒動に!

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著者プロフィール

1954年地中海のマルタ島に生まれ、後にイギリスへ移り、中部の都市レスター、北西部の都市ボルトンで育つ。ヨーク大学で生物学を学んだ後、レスター大学前臨床科学部で働く。十代からシンガーソングライターを目指すが、39歳のときに児童文学の公募のために書いた子どもの物語が出版社に認められ、1994年“AHoleatthePole“(未訳)でデビュー。現在までに約30冊の子どもの本を出版している。邦訳作品に「龍のすむ家」シリーズ(竹書房)がある。

「2021年 『飛べないハトを見つけた日から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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