朽ちないサクラ

著者 :
  • 徳間書店
3.30
  • (13)
  • (102)
  • (186)
  • (19)
  • (5)
本棚登録 : 762
感想 : 143
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198639051

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 警察と公安の関係がよくわからないけどおもしろかった。最後、黒幕は結局どうなったのか?そのへんがスッキリしなかった。

  • 警察の広報課に勤める主人公。

    ストーカーによる殺害事件が起き、被害者家族は付きまとわれている時点で何回も警察に相談するも、なかなか取り合ってもらえず。

    被害届を出すのも1週間遅らせることになり、遅らせた原因は、被害届を受理する課の慰安旅行のためと、新聞に書かれてしまい、苦情の電話の処理をするところから物語は始まります。

    最初は友達を疑ってしまった主人公。

    主人公の信頼を得るために、誰が情報をもらったのか?友達が犯人を探し始めるも、殺されてしまいます。

    色々なところを巻き込んで、どんどんと話が大きくなっていきます。

  • 他のと同様読みやすい。だが他のよりも、読後の充足感が少なかったかな。

  • スクープを巡る親友と警察事務員の関係から、殺人事件が起こり、宗教団体や警察内部も絡んで展開する。人間関係や職場の上下関係、男女関係も絡んで、あやふやな解決かと思ったら、主人公の泉はストーリーの裏にいる公安に気付き、警官になる決心をする。

  • それで転職か、、

  • 女子大生ストーカー殺人事件発生 
    被害者家族が事件前に地元警察署へ相談をしていたにも関わらず、警察は被害届の受理を先延ばしその間に事件が発生してしまった。 
    問題は、その時 所轄の生活安全課の課員が北海道へ慰安旅行へ行っていたことだった。 
    この不祥事が公になったのは、地元紙の特ダネスクープ。 
    いったい情報漏洩はどこからなのか? 署内に動揺が走る中、記者クラブの特ダネを出した地元紙の記者が殺害される。 
    不祥事とストーカー殺人との関わり合いは? 
    殺された記者の友人でもある警察事務員の主人公が事件を追う。 
    フジテレビあたりがドラマ化しそうな内容。 続編もあるので読んでみようかな? 
    その前に同じ作者の「佐方貞人シリーズ」を読むのが先かな・・・

  • 2021.7.29-432

  • サクラは朽ちているではないか。

  • ファンである柚月さんの新作が出たのを知り、その新作の元がこの作品だということで、慌てて拝読。 そういうことですか!なんと!最後にこういう展開とは。確かにこの終わり方だと次がないといけませんよね。最新作は森口泉という警察官のストーリーということですね。新たなヒロイン待ってました。最新作楽しみです♪

  • 森口泉は、米崎県警広報広聴課に勤めている。ストーカー被害の女性が殺害された。受理した二日後に所轄職員が慰安旅行に行っていた事が分かった。この旅行を米崎新聞だけが記事にした事で、親友の津村千佳が記事にしたと疑った。千佳は身の潔白を証明する為調査するが殺害されてしまった。公安は、テロなどから国を守っている。一人の命より多くの命を守る事が正しいのか?綺麗事がもしれないけど私は泉のような、「犠牲の上に、治定があってはならない」志を持った人が警察官になって欲しい。

全143件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚月裕子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×