犬とおばあさんのちえくらべ: 動物たちの9つのお話 (児童書)

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198643416

作品紹介・あらすじ

オランダの国民的作家アニー・M・G・シュミットによるおとぎ話集第三弾。おばあさんは、お気に入りのイスを持っていました。ところが、犬のトムも、そのイスが大好きで…? (「犬とおばあさんのちえくらべ」)。表題作ほか、名前をなくしてしまったために、ウサギとチェスをしつづけるはめになる女の子の話や、しっぽを二本持ち、ジャガイモばかりを食べるふしぎな動物の話など、動物が登場するゆかいな8話を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 「ネズミにたすけられた人形一家」はとても良かった。
    『イップとヤネケ』などで知られるオランダの国民的作家の書いたおはなし、9話が集められている。

  • 面白いお話しばかり❗️

  • Original title:9 Selected Stories from ALLEMAAL SPROOKJES.
    Author:Anna Maria Geertruida Schmidt.

    想像力に富む九物語はどれも素敵でした。
    1.Het meisje dat haar naam kwijt was.chessをする兎となくした名前
    2.De olifant die woord hield.約束を守った象
    3.De tweestaartige marmadot.尻尾が二本あるマルマドット
    4.De familie Babbertje.鼠に助けられた人形一家
    5.Het beest met de achternaam.谷間の怪物と哀しみの家
    6.De haan wou hogerop.見栄っぱりの雄鶏
    7.Moeder Watja,dochter Datja en de Boswezens.狼の声と森の魔物
    8.Tom en oma.犬とお婆さんの知恵比べ
    9.Vreemde juffrouw Bok.鼠になった市長さん

    1.では少し恐怖を感じ、2.では象に共感し、6では見栄っぱりの雄鶏に呆れ、8.では犬の知恵に感嘆し、
    9.では市長が元に戻り古い家並みを壊さないと決心した事に、
    時を経ても人の考えや行動は変わらないと感じました。

  • トムは、教会に行く途中で見つけた塀のドアの中に入ってみました。
    真っ暗なろうかの奥には、大きなウサギと女の子がチェスをしていました。
    ウサギが言うには、女の子は名前をなくしてしまってここから出られないそうです。

    トムは女の子の名前をさがしてあげようと思いました。

    不思議な動物のお話が九編。

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著者プロフィール

1911~1995年。オランダのカペレ生まれ。子どものための物語、詩、劇の作家として活躍し、「オランダのほんとうの女王」とたたえられた。1988年に国際アンデルセン賞を受賞したほか、『魔法をわすれたウィプララ』で金の石筆賞を、『ペテフレット荘のプルック』『ネコのミヌース』で銀の石筆賞を受賞。オランダの国民的作家であり、「イップとヤネケ」シリーズをはじめ多くの作品が、ヨーロッパを中心に広く読みつがれている。

「2013年 『パン屋のこびととハリネズミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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