漂流街 (徳間文庫 は 26-1)

著者 :
  • 徳間書店
3.31
  • (18)
  • (38)
  • (85)
  • (16)
  • (4)
本棚登録 : 449
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (775ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198913755

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 飯塚兄さんから借りたお勧めの一作。
    馳星周は「不夜城」しか読んだことなかったけれど、馳ワールドと言われる世界観は満載。
    夜中読んでいたら、目が冴えて一気に読み通してしまった。その位の疾走感とテンポのよさがいい。
    ただし文章量が多いので、寝不足には注意。

  • 疾走感がある。
    救いはない。
    意外に読むのに時間かかった。

  • このヴォリュームは、読み出すのに勇気がいるぜー、とおもったら意外にあっさり読めた。まぁ、ちょっとマーリオが単純すぎるかな。ラストはこの時代の馳作品の王道です。

  • 『不夜城』の馳 星周のノワール小説。
    追い詰められた日系ブラジル混血のマーリオ達が襲ったのは
    関西ヤクザと新宿を根城にする福建マフィアのシャブの取引現場。
    例によって銃弾飛び交って、人死にまくり
    で、結末はいつもいっしょなんだよなぁ
    でも、おもろいけどね。
    馳 星周の本がハッピーエンドだったら気持ち悪いし…
    しかし、前に見た三池崇の映画って原作と全然ちがってたんね。
    ほとんど原型ないくらい…
    映画も暴走してておもしろけどね。(吉川晃司と及川光博がいい味だしてんだ。)

  • かなりのネタバレになってしまうのだが、最後の最後で、実質的なヒロインの本音が洩れ出て、床に散らばった金を掻き集めている瞬間、僕はこの小説を「傑作」と判断した。彼女でさえも、浅ましく、自分のことしか考えていなかった。

    好き嫌いが分かれる作家であることは間違いないが、本当に筆の強い作家だ。そしてオレはこの人の小説が好きだ。

  • どいつもこいつも救いようがない。
    「頭の中でサイレンが鳴り響いている。こいつは信じるな。」
    「頭の中が真っ赤に染まっていく」
    やたらこのセリフが多かった気がする。

  • 犯罪小説

  • 「漂流街」主人公のマーリオ(日系ブラジル人)も、ご多分に漏れず世の中へのウップンを溜め込んだ、言わばアウトロー。自滅へ向かって加速しながら突っ走ります。テンポが速く、一気に最後まで読めた。期待を裏切らない(?)(予想通り)のラストでした。

  • 映画は微妙だったけど、原作はかなり好き。映画のカポエイラシーンは失笑してしまう。

  • 馳作品は面白い。

全37件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

馳星周の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×