青青の時代1 (希望コミックス 311)

著者 :
  • 潮出版社
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本棚登録 : 164
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267903267

感想・レビュー・書評

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  • 全4巻

  • 山岸先生の漫画って、不思議な事と現実世界の間を埋めていくのがすごくうまい。
    こういう事ってあるのかもな、と思わされてしまう。

    邪馬台国九州説(奄美?)の漫画って斬新な気がしました。
    沖縄要素も強いみたいです。それも私にとっては惹かれるものがあります。

    そして登場人物に妙に色気を感じてしまう!
    クチヒコや、シビでさえ、なんか気になる!

  • 卑弥呼とはどんな人物だったのか。
    彼女の姪にあたる壱与の目線から描かれたお話。

    気の触れた祖母の面倒をみながら島で暮らす少女、壱与。
    血のつながりもない他人の家で暮らす二人はいつも厄介者扱いされ、ある日壱与は島の少年たちに襲われてしまう。
    そんな二人のもとに大和(ヤマタイ)伊都国の王子が都へと迎えに来た。
    壱与は親切で仲の良かったクロヲトコ(墓守をする人)を「一緒に島を出よう」と誘う。

    都で卑弥呼に対峙する壱与と祖母。
    だがそこで祖母の日女(ヒルメ)は卑弥呼に完膚なきまで叩きのめされる。
    一方クロヲトコのシビは都でひと旗揚げたいと思っているが中々思うようにいかない。
    やがて朝廷は卑弥呼を推す勢力と別の勢力とに分かれて血なまぐさい争いが始まる-。

    最初は壱与が可哀相で・・・。
    つらいなと思いながら読みました。
    だけど先が見たくなるのは山岸凉子さんのマンガのいつものこと。
    壱与の祖母、ババさまが何故気がふれてしまったのか、そのあたりのくだりや、ババさまとそう歳が変わらないのにまるで20代のように若い卑弥呼のくだりが興味深かった。

    最初はハードでしたが、結末はとても良かったです。

  • 最初図書館で借りて読んで、シビと壱与の二人が好きで、自分でも買ったのですが、読み返すと面白いけどそう思い入れもなく、奥にしまったっきりだったのですが、今回QEDで神代の時代のことをいろいろ読んだせいか、結構面白かったです。

    気狂いのばばさまと暮らしている壱与がばばさまが聞こえさまという巫女の家系であったが為に、国の執政の陰謀に巻き込まれていく話。

    私はここに出てくるシビというクロヲトコ(墓穴を掘る仕事に従事する者)が一番人間臭くて好きです。
    顔も濃ゆくて、舞台の南方の国らしいなぁと。
    卑弥呼伝説になぞらえた話だと思うのですが、随分と趣が違います。

  • 全巻(4巻まで)所有。

    何をきっかけにこの漫画買ったのか、全然覚えてない。

  • 全4巻持っています

  • <07/11/16-18>

  • 卑弥呼の時代の漫画です。

    歴史モノ・・・いつか描きたいなぁ。

  • 日出処の天子の後で購入した卑弥呼(日女子)の話。
    日出処に比べると人物に対する思い入れは無いのでさらさらっと読みました。
    でも本当に深いし暑いところは嫌いでも沖縄の文化は好きな私にとっては凄く面白かった。
    下あごを鍛えましょうってことで(笑)

  • 女王日女子と豪族たちの争いに、心優しい壱与という少女が、巻き込まれる話。この壱与という少女は、日女子の姉(日女という)の孫娘であり、命に関わるいざという時に不思議な力を発揮する。この作品で興味深かったのが、女王日女子が若さを保てる理由(必見です)。
    ・・・山岸涼子作品ということで、世間ではこのマンガも高評価だと思いますし、おそらくその評価は妥当です。でも、私の趣味にあわなかったので星2つでゴメンなさい。(図書館で借りた)

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著者プロフィール

山岸凉子(やまぎし・りょうこ)
1947年北海道生まれ。69年デビュー後に上京。作品は、東西の神話、バレエ、ホラーなど幅広く、代表作に「アラベスク」「日出処の天子」「テレプシコーラ/舞姫」など。

「2021年 『楠勝平コレクション 山岸凉子と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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