最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法 (ACTIVE HEALTH)

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  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295402121

感想・レビュー・書評

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  • どうも近頃体調が万全ではなく気になることが多々あり、自分の身体に向き合いたいと思い手に取った本

    著者:鈴木祐氏
    新進気鋭のサイエンスライター。
    1976年生まれ、慶応義塾大学SFC卒。16才のころから年に5,000本の科学論文を読み続けている、人呼んで「日本一の文献オタク」。

    疲労・肥満・不眠・不安・病気・老化―文明病から脱却し、本来の自分を取り戻せ!!進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法。


    残念ながら自分の求めるものとはあいにく異なったが、ためになることもいくつかあった
    着眼点も面白い


    ---------備忘録---------

    〇進化論に基づくヒトの理解
    〇遺伝の環境のミスマッチが根幹になる
    〇「長寿と繁栄」を目指して進化
     例)人間の消化器官系、感覚、脳の食欲中枢は200万年前に発達した そのため狩猟採集民時代の環境に適用 カロリーの高い食べ物を探すよう進化

    「多すぎる」
    古代には少なかったものが、現代には多すぎる
    例)カロリー、塩分、アルコール、満腹感、人口密度、人生の価値観

    「少なすぎる」
    古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる
    例)睡眠、運動、空腹感、ビタミン、ミネラル、タンパク質等、自然との触れ合い、太陽光の摂取量、深い対人コミュニケーション、他人への貢献

    「新しすぎる」
    古代には存在していなかったが、近代になって現れた
    例)トランス脂肪酸、加工食品、公害、インターネット、孤独、慢性的なストレス、抗生物質、仕事へのプレッシャー

    ○食物繊維摂取量を増やす
    ○抗生物質を使うと腸内環境が死ぬ 無闇に使わない
    ○薬用ソープ等の抗菌成分は有益なバクテリアを殺す
    ○部屋の換気、空気清浄機等でカビを発生しづらい環境に
    ○発酵食品(特定のものばかりではなく幅広いジャンルを取り入れる)
    ○加工食品は腸内細菌が死にやすくなる
    ○自然との触れ合い 副交感神経を活性化する(自然の音、画像でも効果有り!)
    ○太陽光摂取量を増やす
    ○観葉植物 幸福度や集中力を上げてくれる
    ○友人を大切に 多くなくて良い
    ○睡眠 時間と質 太陽を浴びて、寝るときは室内を真っ暗に
    ○昼寝15〜20分理想(無理なら10分目を閉じるだけでも!)
    ○ウォーキング 週2〜3日 12分以上の早歩き(最低ライン!)
    ○デジタル断食 使用時間を制限
    ○未来との心理距離を近づけて不安を減らす
    ○価値観を明確化する→要自己分析
     価値観の多様化が不安を煽る
     全てが満ち足りた状態でもなお行動せずにはいられない物事こそが本当の価値観!
     (自己分析および価値観を導くための手助けとなるガイド有)
    ○他人への貢献 幸福感が高まりやすい!
    ○マインドフルネスを鍛える
    ながら作業をやめ、その行動に集中する
    例)皿洗い…水の温度や洗剤の泡の感覚に意識を向ける→不安神経症レベルが下がり、新しいアイデアを思いつく確率がUP
    例)食事…五感をフルに活用、いつもの倍の時間をかけて味わう
    例)ウォーキングやランニング…自分の体を観察して向き合う
    ○定期的に美術館へ 心地よいものだけでなく、自分の世界観に衝撃を与えるような作品を敢えて選ぶ
    ○カリスマを感じる人物の人生を掘り下げてみる
    ○ルール化、ゴール設定することで未来がクリアになりモチベーションが上がりやすくなる
    例)インターバル設定…50分続けたら10分休む等
    自分に最適なタイミングを探る
    例)その日にやるべきタスクは3つまで
    ○フィードバック化
    例)特定のタスクが終わったら記録を残す

    ------------------

    ■生活部分…睡眠時間を増やして、腸内環境を整え、自然(太陽)に触れる時間を増やし、運動する
    ■メンタル部分…自己分析して自分の価値観をハッキリさせる、貢献する、各行動に集中する

    乱暴にまとめてしまうとこんなところ

    特に真新しい内容ではないが、進化論やDNAから言われると妙に納得してしまう
    DNAに逆らってかつ強い意志を持つのが難しい!
    当たり前のことをいかにやるか!どうやるか!…かなぁ 結局

    丁寧に毎日生活しよっと
    恐らく毎日の積み重ねがその人を形成するのだから

    • goya626さん
      西本智実さんは、ちゃんと実力があると思います。でもやっぱり、私にとってはアイドルかも。
      西本智実さんは、ちゃんと実力があると思います。でもやっぱり、私にとってはアイドルかも。
      2020/02/28
    • えりりんさん
      皿洗いはやっぱりストレス解消効果ありますよねー
      皿洗いはやっぱりストレス解消効果ありますよねー
      2020/03/13
    • ハイジさん
      えりりんさん
      わかります!
      無心になれます(笑)
      えりりんさん
      わかります!
      無心になれます(笑)
      2020/03/13
  • 正直、少しぶっ飛んだ本だなと思う。

    本文中には様々な大学の論文やエビデンスが間にでてくるので、もっともらしく書かれているが少し頭でっかちな感じがする。
    帯がメンタリストDaigoなのが読んでてなぜかすごく納得してしまうような内容。
    メンタリストDaigoのYouTubeを書き上げた印象。

    しかし後半からはやけに実践的になってきて、前半との温度差を感じずにはいられない。

    メンタリストDaigo好きな人にはいいかもしれない。
    でもだったらメンタリストDaigoの本読むかな~という感じの一冊。

  • スピリチュアルな内容もあるので、熟読せずかいつまんで読んだ。

    大事なところを抜き出すと以下になる。

    ①発酵食品は体に良い(納豆、味噌、キムチ)

    ②ヨーグルト、野菜、フルーツを摂取することでサプリ以上の効果。ゴボウ、寒天、海藻、キノコ、オクラ、リンゴ。ファーストフードやスナック、清涼飲料水は腸内細菌を殺す天敵。

    ③良質な睡眠を摂るために太陽光を十分に浴びて、1回45分以上の息が上がるより強度の高い運動を週に2回以上行う。

    体の不調を感じたらキャンプに行くなど、自然に接することも体内のリセットには有効とのこと。もっとアウトドアに生きたい。

  • 体調をよくするためにはどうすべきかが書かれている。

    ・疲れには、食物繊維やヨーグルトが効くという研究結果あり
    ・腸内細菌は、食物繊維を食べて繁殖している。
    ・抗生物質の乱用を避けるべき。腸内細菌が死滅してしまう。
    ・腸内細菌を迎え入れるには、発酵食品が有効。納豆、味噌、ヨーグルト、キムチなど。生キャベツも。
    ・食物繊維も増やそう。ゴボウ、寒天、海藻、キノコ類、オクラ、リンゴなど。ベリー類やココア
    ・キャンプ、山登り、トレッキングなど、自然とふれ合うアクティビティを増やそう。
    ・一緒に過ごす時間の長さが重要
    ・私たちが他者に与えられる最強のプレゼントは「信頼」。
    ・「リアプレイザル」。スピーチの直前にストレス反応が起き始めたら、「楽しくなってきたぞ!」や「興奮してきたぞ!」と自分に言い聞かせるだけ。
    ブルックス博士は言います 「私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる。自分のストレスをいかに言葉や思考に変換するかで、どんな感情も再構築できるのだ」
    ただし、この手法はおもに緊急時に使ってください。いくらストレスの影響は考え方によって変わると言っても、すべてのネガティブな体験をポジティブに解釈できるはずがありません。
    ・どんな運動でも、ある程度の負荷があれば脳には良い影響がある。筋トレでもランニングでも水泳でも、ジャンルはなんでもよい。とりあえず体を動かしておけば、脳機能は確実にアップする。

  • 過ぎたるは猶及ばざるが如し、ということばを思い出した。自然に逆らわずに、現代であればむしろ自然に自ら接近していく生活を送ってみようかなと。

  • 進化論の観点から現代人の体調不良を治すという本。
    現在と昔ではそれほど時間はたっていないのにも関わらず、生活スタイルや刺激の量が変化しすぎている状況。
    それにより、人間の脳が耐えきれなくなっている。
    だからこそ、より本来の人間の生活に近づけるような生活を取り入れることで、炎症を抑え、体調が改善する。
    自然の中で過ごす。
    これが今の自分には必要かなと感じた。

  • 第一章 文明病
    第二章 炎症と不安 
     炎症…肥満、睡眠、孤独。不安…将来への警報
    第三章 腸
     発酵食、プロバイオティクス、食物繊維
    第四章 環境
     自然と友人
    第五章 ストレス
     リアプレイザル、ウォーキング
    第六章 価値
     価値観選択、上位プロジェクト分析
    第七章 死
     畏敬の体験は炎症を減らす。自然、芸術、カリスマ
    第八章 遊び
     ルール設定とフィードバック化

  • 以前から知っていた情報ではあったけど食事、運動、睡眠、自然と触れ合う事の大切さを改めて実感した。

    日常生活に少しずつ落とし込んで最高の体調に近づけていきたい。

  • You Tubeで知って興味がある分野だったので。
    内容は知っていたり、実行していたりの部分も多かったけど、とても分かりやすく整理されていた。
    最高の体調を得たいと本気で望むなら、現代社会で受けている便利な部分を切り取るのは不可欠だ。
    整理されていたり、楽し過ぎなかったり、余裕を持っているのは大事。だからこそ本当の意味で次のステップに進める。

  • 他者への最高のプレゼントは信頼とは素敵な表現
    オンラインでの人間関係が当たり前になった中で、他者への貢献や人を好きになること、新たな関係性の取り方がオジサンには悩みどころ

著者プロフィール

新進気鋭のサイエンスライター。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。近年はヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演なども行っている。著書に『最高の体調』『科学的な適職』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヤバい集中力』(SBクリエイティブ)他多数。

「2020年 『ヤバい集中力ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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