ねじ子のヒミツ手技#

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  • インプレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295402411

感想・レビュー・書評

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  • いい噂聞いてたけど思ってたよりわっかりやすくて、実際にやってみる時のことを想像出来てとても良い

    見学だけであっても、流れを頭に入れておくと見えてくるものが違う。読み返すと主義を見る前には気づかなかったことに気付くようになる。

    手術は手段であり目的でない。侵襲的。
    オペ適応なし:見捨てるとかじゃない。やろうと思えば出来るかもしれないが、しない方がいいと判断、元より悪くなるから
    医者は切りたがるのか?:手術なんてできるだけやりたくない。時間かかる、リスクでかい、そのくせ点数低い(かかる時間で他のことした方が儲かる)、下手すると寿命縮める。学会で発表できるような症例はごく1部。やる必要のない手術をやりたがる医者は(ほとんど)いない。利益より使命感で支えられてきたところが大きい。診療報酬の低さと訴訟リスクの高さでは正直手術なんてやっていられない
    診療報酬制度の限界、ブラックジャック
    お心付けの因習が外科の安い診療報酬の不備を補っていたが禁止され、明朗会計が世の流れなら診療報酬も改定して欲しい(2018年の本)

    EOG:ガスで消毒。電気メスとか普通のプラスチック製品などオートクレーブできないものの滅菌

    皮膚上の芽胞は0にできない
    消毒薬は乾かす

    電気メスは純粋な切開モードはほとんど使わずブレンド切開をつかう

    溶ける糸:加水分解してマクロファージが食べて消える。炎症反応がおこるからどうしても赤くなる。皮膚からよく見える場所には吸収糸は使いたくない、抜歯しに行けないからだの奥深くに使う
    粘膜(すぐくっついて自然に抜けてく)にもつかう
    皮膚にも抜糸がめんどくさいか大変であんまり綺麗に仕上がらなくてもよいところに使う(髪の毛はえてるとこ)

    いと結びについて(よみとばした)

    包帯:必ず抹消から、時間が経つとだんだんキツくなるから緩めにまく。転がすくらいでOK

    輸血:血液を臓器として考えれば、輸血は臓器移植と同じ。簡単にやっちゃダメ。副作用をゼロにはできない。
    血液バックはふにゃふにゃで突き破りやすいので平らなとこに置くか逆さまに持って上からまっすぐ刺す

    人工呼吸:メーカーによって名称が違いすぎるから難しく感じる
    人工呼吸は陽圧換気。吐くのは自力でやってもらう(昔は陰圧換気とかあったけど効率悪いから今ない)
    あっためて加湿する
    入れる量は50Kgの人なら500㎖
    人工呼吸器のスクリーン:人体のモニターでは決してなく、機械自体が感じていること

    自発呼吸が出てきた:吸おうとしている事でわかる。陰圧、気道内圧がマイナスの表示が出る。:あわせて入れる

    人工呼吸器がピーピーいったら
    手もみに戻す
    手もみしている間に何がイカンのか考える

    抜管:人の多い時にやる。またすぐ入れるかもしれないから挿管の準備しておく。
    吸引抜管:痰やつばを引きながら管を抜けるので安全で楽ちん
    加圧抜管:特に小児。肺が小さいと吸引抜管では肺がしぼむことがある。
    抜管したあとは酸素マスク

  • N951

  • #は、半歩進んだ、って意味だったのね!
    ジュンク堂で、時間なくてチラ見しかできなかったから、
    買うかもらうかしてじっくり読みたい!

    →買った。

    めずらしくオペ関係だったので。
    ねじこセンセイは外科よりだなぁとは思ってましたけど。
    いや、オールマイティなのかしら?

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著者プロフィール

医学生時代からイラストレーターとしての活動を開始。卒業後、医師として病院に勤務しつつ医学生向け月刊誌等でマンガやコラムを執筆。著書は『ねじ子のヒミツ手技』シリーズ(エス・エム・エス)、『ねじ子のぐっとくる体のみかた』『ねじ子のぐっとくる脳と神経のみかた』(医学書院)、『人が病気で死ぬワケを考えてみた』(主婦と生活社)など。『マンガでわかる微分積分』『マンガでわかる統計学』(サイエンス・アイ新書)ではマンガ部分を担当。ブラックジャックもいいけれど、むしろ手塚治虫先生にあこがれる女医兼マンガ家。現在の夢はモーニング娘。に加入することと、キュアドクターとしてプリキュアになること。

「2020年 『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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