アンフェアな国 (刑事 雪平夏見)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309023960

感想・レビュー・書評

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  • 「私、運転していた人の顔、見たんです。警察が逮捕した人は、全然違う人なんです」
    「え?」
    不可解な異動で、新宿署組対課勤務となった雪平にかかってきた一本の電話。危険ドラッグ常習者によって外務省職員が轢き逃げされたその事件には、あまりにも多くの謎が残されていた。新宿署の杜撰な捜査。杳として行方が知れないもうひとりの被害者。奇妙な行動をとる新任署長。韓国から来た男。
    やがて、真相に迫る雪平とかけがえのない仲間に悲劇が襲いかかる―――仲間への思いを胸に海を渡った雪平を待つ哀切な真相とは?
    歳を重ね、左腕が麻痺し、もはや「捜査一課検挙率No.1」ではなくなった一人の刑事・雪平夏見が、シリーズ最大の闇に挑む!

  • 安藤~~~!
    最後の短い返事って何なの?
    こういう展開が待ってるなら
    ドラマ版とか見ればよかったよ・・
    とソレは別として外交官怖い。

  • 探らなくていい案件を掘り起こし、マイペースで捜査を進めていく、いつも通りの展開。
    安藤との結婚はあるかね?
    あったとしたら、今度は安藤が死ぬ?ってことはないか。

  •  このシリーズは映画のインパクトが強すぎて、久し振りに読むと混乱します。

     安藤がいい。こんなにしっかりしてたっけ?雪平をしっかりとサポートして。もう、安藤の思い届け!

  • ■ 1633.
    <読破期間>
    2016/4/29~2016/5/6

  • さくさく読めて過去作品と比べわかりやすかったように思いますが、林堂の轢き逃げ事件については解決せず、最後の安藤のプロポーズの結果もあえて述べられず、、、ということは次作が割りと早く出るのでは?

  • 8月-11。3.5点。
    雪平刑事シリーズ。
    新宿署勤務の雪平。ひき逃げ事件で逮捕された犯人は、
    別人だとの情報がもたらされる。
    かつての仲間も引き込みながら、捜査する。
    背後には、ある事実が。
    あっという間に読める。面白い。
    次作はあるのだろうか。

  • 刑事 雪平夏見シリーズです。
    今回は国と言うタイトル通り日本と韓国の国交が関係するお話。

    映像版とはもう別物というか。
    安藤が生きてる時点で違うストーリーだし。
    映画やドラマは仲間に裏切られることがどんでんのラストだからね(苦笑)

    なので私は本の方が好きです。
    読んでる時に頭の中で雪平は篠原涼子で浮かぶけども(笑)
    今回なんか雪平が柔らかくなったようなイメージ。
    トータル読みやすくもあったかな。

  • バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして『無駄に美人』という女刑事・雪平夏見。
    あれから約10年。ひとりのヒロインをめぐる小説と映像が10年の長きにわたって執筆、製作され続けている、というのは極めて異例なこと。
    歳を重ね、左腕が麻痺し、もはや「捜査一課検挙率No.1」でもなくなった。
    相変わらず不器用だけれど、少しだけ周りの仲間と一緒に生きることが出来るようになった————

    「私、運転していた人の顔、見たんです。警察が逮捕した人は、全然違う人なんです」
    「え?」
    不可解な異動で、新宿署組対課勤務となった雪平にかかってきた一本の電話。
    危険ドラッグ常習者によって外務省職員が轢き逃げされたその事件には、あまりにも多くの謎が残されていた。
    新宿署の杜撰な捜査。杳として行方が知れないもうひとりの被害者。
    奇妙な行動をとる新任署長。
    韓国から来た男。
    やがて、真相に迫る雪平とかけがえのない仲間に悲劇が襲いかかる―――仲間への思いを胸に海を渡った雪平を待つ哀切な真相とは?

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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