アンフェアな国 (刑事 雪平夏見)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 382
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309023960

感想・レビュー・書評

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  • アンフェア原作5作目。★4つは安藤の玉砕覚悟に敬意を表して。
    このストーリーをこのままドラマ化するには、色々問題があるんでしょうが、だからこそ小説で書くわけですよね。

    前作から数年後。林堂は捜査一課から異動、雪平も新宿署に異動、山路も昇進して一課から離れています。
    相変わらず雪平は危ない橋を渡り、某国の秘密工作員までたどり着き、最後には隠蔽された事件を暴きます。
    新宿署の闇の面、取り上げられた(と思われる)携帯など、回収されてない伏線は多々あるし、ラストも相変わらずだし、ドラマ最終回でよくある「続きは映画で!」を思い出しました・・・

  • シリーズ最初の方に比べて、雪平がまともな人になってきたような・・・。ちょっとつまらない。ドラマの人に、近づいてきたのかしら。

  • シリーズ5作目です。

    テレビドラマおよび劇場版の原作は、
    1作目のみで、2作目以降は別物です。

    ほぼ唯一の共通のキャラクターである、
    主人公の雪平夏見のパーソナル設定は、
    ほぼ同じではありますが…、

    ドラマ版の雪平は、完全なる一匹狼ですが…、
    小説版は、一匹狼だけど、チーム雪平でもあり、
    『ストロベリーナイト』の姫川玲子に近ぃかも…。
    ボクは…、小説版の方がお好みかな~。

    大酒飲みで男勝り、しかも、無駄に美人な雪平も、
    本作品では、娘の美央も中学生となって、
    アラフォーのおばさんチックな面もちらほらと…。

    本作品、お久しぶりの続編で期待しましたが…、
    ストーリー的には、今一つな面もありました…。

    でも、総合的には、十分及第点以上かな~と…。

  • モンスターチルドレンは結局どうなったの?雪平もあまりカッコよくない。竹島、韓国も今の情勢を取り込んでいるが日本の刑事が単身韓国に乗り込み相手はそんな寛大な対応をするのか?最後のハッピーエンドも似合わない。期待が大きすぎた。

  • シリーズ最高傑作なのでは? と思うほど完成度が高かった。
    ドラマからファンになり、原作も読み始めた口ですが、いつもあれ? 安藤生きてる、とそこから始まってしまう笑。そうだ。こっちの安藤はちゃんと生きてるんだと瑛太の顔を思い浮かべながら。
    シリーズ5作目ですが、殺してもいい命らへんからすごい面白くなったんですよね、原作版。ラストが珍しくハッピーエンドっぽいとこよもよかった。一筋縄ではいかないかもしれないけど、安藤と雪平には幸せになってほしい。そして美央にも。
    ミステリー色強いです、最後までわからなかった。うまくバラバラに見えた話たちが最後綺麗にまとまってく感じはお見事。次作もあるかな。なくてもいいな、このままハッピーエンドで終わってほしい。次作続いちゃったらまた雪平の周りの誰か、それこそ安藤かもしれない誰かが死んでしまうものね。

  • お盆にゆっくり読もうと思ってたのに……結局、一気に読んでしまいました

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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