- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309026169
感想・レビュー・書評
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久しぶりの伊坂ワールドです。クリスマスの夜にのんびりと読むと幸せな気分になりそうです。
気持ちがのんびりしている時に読んで欲しい本です。そうすれば、さらに温かい気持ちになること間違いなし!
さらっと読めるので家に飾っておくと良いかも!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリスマスイブの夜、浮気調査でローテンブルクの街に訪れたカールは、尾行相手を待つ間にひとりの男性と出会い、過去のクリスマスの苦い思い出話をするが…
伊坂幸太郎が学生時代に書いた短編を大幅に改訂し、マニュエル・フィオールの絵をつけた絵本。
ひとつの話の中で風景がくるくる変わっていく短編で、最後にぽっと灯りがともるようなラストはいかにも伊坂幸太郎。ローテンブルクの美しい街を切り取るイラストもすごく良いです。 -
伊坂幸太郎が学生時代に構想していた短編をマヌエール・フイオールの絵で素敵な絵本にしたもの。既に雑誌なんかに公表されていて、10年くらい前には電子書籍なんかにはなっていたものです。内容はファンタジーで伊坂幸太郎らしい不思議な内容なのでクリスマスの絵本にしても良いかもしれないけど、特に子供向けに本文を書き換えてる訳ではないので、子供がそのまま読むのには不向き。どの辺がターゲットなのかよく分からんけど、伊坂幸太郎ファンが記念に購入するのかな。
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元はムックに発表されたもので、その時に読んではいました。でもこうして絵本の形になると読み手の入り方も違いますね。クリスマスプレゼントにもなるように、と作られたそうですが、大人になってこんな絵本をもらえるのも素敵だと思います。クリスマスイブに尾行をしていた探偵カールが、公園のベンチである男の人と出会って話をします。こんなに短くても、しっかり伊坂さんの作品だと納得させられてしまう素晴らしさです。こじつけ、いや、可能性のゲームが繋がる先がとても良かった。このあとのカールに想いを馳せ、物語に浸りました。
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「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男とは…?心温まる聖夜の奇跡。伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ。
著者が大学生のときに初めて書いた小説を完全リメイク。
絵本といいつつ、大人向けの短編小説だと思う。
伊坂作品特有の「違う視点で見てみると、事実が違って見える」技が使われていて、読み応えに遜色なし!
クリスマスに寂しさを感じるときに、オススメの本。 -
寂しい夜を過ごす大人のためにもクリスマスは存在する。そんな私たちへの伊坂サンタからのクリスマスプレゼント。
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あったかい、幸せな気持ちになる作品。クリスマスシーズンにピッタリです。
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伊坂幸太郎が初めて書いた小説が、マヌエーレフィオールが絵を描いて絵本に仕上がった。探偵カールが、クリスマスイブに父親の浮気調査をする。サンタクロースは実在するのかという疑問を表現している。