これから泳ぎにいきませんか: 穂村弘の書評集

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 300
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026282

感想・レビュー・書評

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  • さまざまなジャンルの本、山岸涼子から団鬼六、私の好きなW川上も(弘美と未映子ね)
    読み応えたっぷり。
    二階堂奥歯という人もはじめて知った。
    ”八本脚の蝶”これは絶対読もう。
    このタイトルは彼女が著者と打ち合わせ後の夜に発した言葉。(彼女は編集者だった)

  • 引用も書評も好きな文章ばかりで、いちいち付箋を貼るのが馬鹿らしくなる程だった。穂村弘さん、ずるいのはエッセイだけじゃないんだなあ、ずるいなあ、

  • 歌人・穂村弘さんの書評集
    沢山の人が書評を書き、出版されているが結構好き嫌いが分かれる。穂村弘さんの書評は好みの文章でこの本自体が読み物として楽しい。
    小説だけでなく漫画や歌集詩集もあり、穂村さんの書評を読んでいると「うわーっこれ!ここの文章すごく好き!!」という感動が脳内再生される。また読みたい本が増えていく…

  • エッセイが面白かったから、書評もきっとと思いながら読書開始。考えてみりゃ当たり前なんだけど、歌人であるからには、歌集や詩集の書評がどうしても多くなるってことか。それは期待してなかったぜ、と思えども遅し。たまに小説とかも含まれるんだけど、引用が多すぎて、書評としては不満。読了してみれば、読みたいとチョイスした本は、何と皆無なのでした。残念。

  • 新しい本。しかも書評。
    自分にとって未知のジャンル・作家(詩や短歌・小説など)の本も多く、
    新しい本に限っていないのが楽しい。
    穂村さんの文章で読めるので、中身の分からない本のことでも面白い。
    そこは又吉直樹の書評と同じような感じ。
    ここから興味を持って、実際の本に当たれば一番いいのだろうな。

  • 書評集とかいてあるから、ホントに書評集かと思ったが、読んだことある円卓、こちらあみ子の書評を読んでも、全然わからないなぁ。でも高橋源一郎の『ミヤザワケンシ・グレーテストヒッツ』や升野浩一さんの人柄とか、『へうげもの』のオノマトペ。ことばを感じる本だった

  • 他人の読書のあり方を見ることで、自分自身の読書も広がっていくような、不思議な感覚がした。まだまだ知らない世界がある。二階堂奥歯さんへの追悼の気持ちがこもった一冊だった。

  • 歌人、穂村弘の書評をまとめた一冊だ。
    対になって刊行されている『きっとあの人は眠っているんだよ』と同様、漫画から海外文学まで紹介されるジャンルは幅広く、またそれでいてその選択はひどく個人的で、「誰もが知っている名作や売れている本」ではなく(もちろんそういう本や漫画も紹介されているけど)、「穂村弘の心に訴えかけた本」なんだなということがよくわかる。

    自分にとってもその本が心に訴えかけてくるかはわからないけど、試しに読んでみたいな、そんな気分になる。

  • 大好きな穂村弘さんの書評集。
    読見終えた本の書評を読んで感心しつつ、読みたい本を見つけたり楽しめました。
    特にヒグチユウコさんの「せかいいちのねこ」。わからないなりに優しくしようとするニャンコの優しさについて「わかることよりも大事なことがあるんじゃないか」と書いてあって、ニャンコ優しいーで終わっていたので印象に残りました。
    全く興味のなかったジャンルでは団鬼六の自伝を読んでみようと思いました。

  • 前半が書評、後半が文庫解説集。解説は読んだ人対象だからか、書評の方が興味深かった。内田百閒の桃太郎読んでみたい!

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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