夏休み (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.43
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  • (7)
本棚登録 : 782
感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309408019

感想・レビュー・書評

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  • 「朝食が美味しいということは、それだけで人生の半分は成功なのだ」
    数々のすてきな言葉や、おいしそうな料理や飲み物が心に残った。登場人物たちの気持ちが…なんとなくわかるような、わからないような話。でも夏休みってこんなものだったかも、ってそう思えた。読後感がいいです。

  • あまり馴染みのない独特な雰囲気の小説。
    日常生活のなかで2組の夫婦がちょっとした格闘をする。
    格闘といってもけんかやゲームのようなものではなく、
    女の覚悟と立ち向かう男の決意のようなものが最終局面でぶつかりあい、
    それが何気人生を左右する重要な局面であったりする。。
    日常生活のミクロな視点が現実感をもたらしています。

  • 朝ご飯、親子丼、俺うどん、アイスコーヒーにお茶
    食べ物がおいしそうで、幸せになれる気がする
    夏直前に読み返したくなる本

  • 『あなたがここにいて欲しい』を読んで、この吉田くんって『夏休み』の吉田くんなのか?と思って読み直した。『夏休み』で吉田くんは舞子さんと結婚しているので、やっぱりあの吉田くんなんだよなって思った、パラレルワールドの吉田くんだとしても・・・。読んでいる途中で村上春樹を思い出した。村上春樹の小説にも本筋とは関係ないようなネタが登場する。スパゲティの茹で方とかクラシックの話とか。少し似ていると思った。だが、村上春樹のそれが感覚的であるのと比べると中村航のそれは理系的な感じがする。堅い訳ではないけれどちょっとだけ論理的な?元々はユキと舞子さんが友達だったことから繋がってきた4人の関係が不思議で羨ましい。

  • 2011/6/5ぐらい。
    ほのぼの癒されたかったのでそれっぽい表紙のを選んだ。
    うん。それっぽかった。
    どっちに転んでもおかしくなかったので少々ヒヤヒヤするけど。
    「僕」が魅力的。

  • 6

  • んー?思ったよりすっきりしない。
    吉田くんは相変わらずいいと思うけど。

  • 朝食が美味しいことはそれだけで人生の半分が成功。素敵。
    あとお茶をだね、上手く淹れられるようになりたいよ。こういう部分とかが大好き。
    ホットプレスできるあれが買いたい。

  • 吉田くん!泣

    やっぱ航さんの小説は胸がほんわりしていいです^^

  • 「朝食が美味しいということは、それだけで人生の半分は成功なのだ。」という主人公の守と、対称的に「深夜になると生き生きと活動を始める」吉田君。ちょっと変わったユキと舞子。それぞれのコンビはピンチの状況にも関わらず、なんだかとても楽しそうです。
    大切なひとを失わずにいるために戦う姿は読んでいて清々しいと感じました。

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著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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