- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309414133
感想・レビュー・書評
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哲学はちゃんと勉強したことがなく、なんとなくいろんな思想家が独立して存在しているというイメージだった。
それが、この本を読んで、それぞれの哲学者が他の哲学者の哲学に反論したり、よりブラッシュアップする歴史があると知ったのが、恥ずかしながらわたしの一番の学びだった。
系統だって整理してくれているおかげでわかりやすく、それぞれの哲学者の考え方を浅く広く知ることができた。
また完全に関係がないと思っていた数学や物理学との関係も濃く、面白い。
自分が大学で専攻していた言語学まで関わってきて、哲学というのは幅広いジャンルにまたがり影響してきた学問なのだと分かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い。
本書より読みやすい哲学の本は読んだことがない。歴史的な偉人たちのを教科書的な説明ではなく、時代や人物の背景まで触れているからこそ、改めて彼らの偉大さがよくわかった。
ルソーの扱いには笑ってしまったが、筆者の言う通りポスト新自由主義のルソーが必要な時代である。
時代を作るのはぶっ飛んだ人なのかもしれない。
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他者論もう少し勉強しよ。
自分が今悩んでいる事に対して何千年も前にそれを同じことを考えてる人がいるって言うこと自体もすごいなと思うし、それに対して答えが出ていてさらにそこから議論が発展しているということが本当に凄いなと思いました。先人たちがあらゆる悩みを悩み尽くしているとしたらその議論を知らずに自分だけで悩んで自分の経験だけから学んでいくのはとても非効率的なことだなぁと思ったので哲学の勉強はこれからも続けていきたいと思います。 -
「史上最強の哲学入門」(飲茶)を読んだ。
過去にニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき 」とか西田幾多郎の「善の研究」とかは読んだことは読んだ。
しかし自分の意識の中に何の痕跡も残ってないし、そもそも理解出来なかったんだろうな。
けど今回これを読んだらまた何か哲学の本読みたくなった。 -
これはすごかった。
真理について、神について、国家について、それぞれのカテゴリーにおいて、古代から近代に至るまでの哲学者が登場。わかりやすく、おもしろおかしく、その主張が語られる。
哲学など人生に不要?いや、この本に書かれた、わたしたちの文化と価値観の源流を知ることは、何かに流されることなく地に足をつけて生きる上で、とても重要。
この影響を受けて、次は東洋版と、ニーチエ深掘りをやってみる! -
面白かった。
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哲学のことなど何もわかっていない私でも簡単に理解できるようまとめられており、大変楽しく読むことができました。入門書とするのであればこれほど良い書籍はないと思います。
哲学好きな人=マウントとってくる人 みたいなイメージがありましたが、こうやって優しく学べるのはとてもいいことですね。 -
読みやすく面白かった!哲学もっと勉強したいと思った。
図書館で借りたけど、購入して何回も読みたい。 -
東洋編と同じく、非常に分かりやすく、笑える文体で哲学の歴史を紹介してくれている。
誰が優れているということではなく、ある人の論説があるからその次の人が議論を発展させてきたのだと思う。
印象的だったのは、資本主義では成長をし続けなければならず(そうでないと失業者で溢れ返ってしまう)、結果、実はなくても困らないものを追い求めて働き続けているということ。
#ニーチェ の指摘した末人=ただ健康とよく眠りだけを求め、穏便に人生が終わることを願って、なんとなく生きていくだけの存在…それは資本主義の結果生み出された、まさに我々現代人のことではないか!
まっすぐに人生を生きたい、そう願い、自分で決めて自分で実行して生きる。それ以外に満足して生き、死ねる人生は起こりえないという著者の言葉が刺さる。
#飲茶