シャーロック・ホームズの冒険 (シャーロック・ホームズ全集 3)
- 河出書房新社 (1998年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (701ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309610436
作品紹介・あらすじ
日本を代表するシャーロッキアンによる新訳全集第2回配本「第3巻」。「シャーロック・ホームズ物語」の声価を高めた最初の短編集。精緻かつ権威あるオックスフォード大学版の「注釈・解説」を完訳して付す。初版本のイラスト(シドニー・パジット画)全点を復刻掲載。
感想・レビュー・書評
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この巻は短編がつまっている。
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新訳で非常に読みやすくなっている上に、赤毛組合やまだらの紐、ぶな屋敷など名作揃いで面白い。
しかし、昔読んだ延原訳に比べ、遠回しな表現やアイロニカルな表現が簡潔に訳され、少し味がなくなっているのも事実。
これも時代によるものかもしれない。昔のドラえもんのジャイアンのセリフが今ではマイルドになっているのと同じですね。 -
やはり19世紀最強\(^o^)/
赤毛同盟にてさりげなくウィリアムモリスの名前が登場する日常感よ、ありがとう! -
本の厚みに少しひいてしまい、読むのに時間がかかった。
話自体は既読だけど、描写も細かいため、読むごとに着目するところが変わるから面白い。
今回は赤毛同盟がインパクトがあった。公では断罪できない犯行の話が多かったから、逮捕劇がある話が新鮮に感じる。 -
言わずと知れた珠玉の短篇集。しかしなぜか読むのに難儀したのは、註が煩瑣なためか。例えば「スコットランド」に説明は不要では。人物名の由来には特に詳細に註がついているが、これもあまり重要とは思えない。作者ドイルとその母との確執の面から作品が解説されているのは個人的には新たな知見だった。
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素晴らしい短編集。ボヘミアの醜聞、花婿失踪事件、赤毛組合、ボスコム谷の惨劇、オレンジの種五つ、唇の捩れた男、青いガーネット、まだらの紐、技師の親指、花嫁失踪事件、緑柱石の王冠、ぶな屋敷。どれも秀逸。
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この巻の、挿絵がすごく良いです!!
ホームズかっこいい・・ -
シドニー・パシェットの挿絵つきなので嬉しい。
最近光文社文庫版を読んだばかりだけど、挿絵にひかれて読んでみました(笑) -
初めてホームズを読みましたが、おもしろかった!