- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334751456
感想・レビュー・書評
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大人になって読み返すと面映ゆいような。。。
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泣きそうなほど抉られる。暗い何かが堰を切って押し寄せてくる感覚。
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見えない「将来」の為に我慢するよりも、生きてる「今」を大切にしたいと思わせてくれる。詩的な情景描写も◎
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中学時代に読んでも陰気な印象しかなかったけれど、いま読むと文章の巧さにうなるばかり。
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今までずっと食わず嫌いだった作品なんだけど、想像よりずっと面白かった。もっと前に読んでおけばよかった。
猛勉強して田舎から神学校に進んだ主人公は学校での生活になじめずに落ちこぼれ、敗者として田舎に戻ってくる。機械工として新たな一歩を踏み出そうとするけれど、さらなる苦しみが主人公を襲う‥。
ストーリーは暗いんだけど、ドイツの自然が上手に描かれているし、主人公の脇を固める登場人物たちも個性的で、どんどん読み進められた。田舎でも神学校でも自分の居場所を見つけられなかったある意味「半端」な主人公の苦悩が伝わってきた。 -
中学受験をしてた頃以来の再読。
今にして思えば、受験秀才が破滅を迎える話を受験生が読んでいたのね。数か月後に入学した中学校とあいまって、間違いなく今の自分の人格を形成した小説である。 -
車輪って言葉が一回しか使われてないってホントなのか確かめたい。
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小さい頃のワクワクした気持ちを感じられる部分もあるけれど、常に悲壮感がつきまとう。どうすれば彼は救われたんだろう。
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教育って本当に難しいだなと痛感。
ハンスが死んでしまう前に、誰かが救ってあげることはできなかったのかと辛く思う。 -
中学時代に「車輪の下」を読んだ記憶はあるが、内容はサッパリ覚えていなかった。息子の教科書をきっかけに、改めて最近の訳を手にした。十代特有の曲折…というが、酔っ払い溺死しても不思議でない四十代にもタイムリーだった。