- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334751517
作品紹介・あらすじ
「愛のどんな敵も、愛がみずからを讃える炉で溶解する」。難解で詩的な表現をとりながら、美とエロス、美的感動と愛の感動とを結びつけ、執拗に考え抜く。その思考実験の果てに、あまりにも美しい娘(と妻)への、究極の愛の手紙が置かれる。超絶技巧、シュールレアリスムの中心に輝く本。伝説の傑作、待望の新訳。
感想・レビュー・書評
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あんまり面白くなかった。
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ブルトンは、たまに、こじつけがあまりに酷すぎて、単なる妄想激しい人にしか思えないことがあります(失敬)。
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シュールレアリスムは絵を見ただけではよくはわからなったので、少しは理解のたすけになるかとおもったが、これまた難しかった。
詩のような表現が多く、なにがいいたいのか理解しにくい
芸術は論理のさきにあり、自分には難解だった。
また丁寧な解説がついていたが、ある程度教養がないと読みにくい。
なので、自分は読みにくかった。
また、もう少し感性をみがいてから読みなおす。 -
『ナジャ』の結語、「美は痙攣的なものだろう、それ以外にはないだろう。」を受け、「痙攣的な美」とは、エロティックでありながら覆われており、爆発的-固定的、魔術的-状況的であり、物事が啓示されるという鋭い感覚からしか姿を現さない、と、定義する。そして、「愛がかならずや出会う敵対的なもののいっさいは、愛がみずからを讃える炉で溶解する」、唯一の愛、全的な愛、絶対的な愛の称揚。その中に文学観、芸術観、世界認識、行動の倫理を呼び寄せ再検討するテクストが挿入される。美しい連想、空想(=イマージュ)と比喩に彩られた美しく難解な文章。ブルトンの文章の謎を解きたい、と、いう思いに駆られるが、ブルトンにはまると大変な事になりそうだ。
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物語かと思っていたらエッセイだった。哲学的でシュールレアリズムな表現や内容で、半分くらいしか理解できず。いつかまた挑戦したい。
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かなりゆっくり読んでます。
理解するためには(或いは自分なりに理解できた!と思いこむためには)同じ箇所を、何度か読み返す必要はあります。
一読目は、とにかく注と本文とを行ったり来たりです。
個人的には面白い、しかし強いておすすめは出来ないので、★3。 -
意味がわからなかったですorz