東京すみっこごはん レシピノートは永遠に (光文社文庫 な 41-5)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779160

感想・レビュー・書評

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  • 「誰かを失っても、その人がくれた愛が消えるわけじゃないんだ。むしろ、時が経てば経つほど育っていくんだよ」

    櫛の歯が抜けるように楓の周りから人が旅立っていく。行く者と残される者の心の動きが晴々しく、そして寂しく描かれていた。

  • 大団円。後半一気に畳み掛けてくるけれど、長引かせず5巻で終わらせたのはとても良かったと思う。

  • 涙なみだの最終巻。変わらずにいられるものなんて無いのだから、今一緒にいられることに感謝しないとなぁと思った。「頑張るのは、いつもほどほどにするんだ。疲れたら休め。弱い自分を責めるな。そんなに頑張って強くならなくても、おまえは誰かを喜ばせ、役に立っている。」

  • 話がバタバタと進んでいる様に感じた。

  • え、これで終わりなの?!
    って感じの終わり方で少しもやもや。

  • あまりに別れが多すぎて……。出会いもほしい。

  • ついに完結。それぞれの旅立ちが胸をうつ。
    でもね、こういうお話はもっとほんわかと、明るい旅立ちにしなくちゃ。辛いお別れはやめてー。楓も、皆も、成長していく。悲しいだけでなく、今までのこと、全てが大切なんだよね。

  •  共同台所「すみっこごはん」、3~6名、くじで料理当番を決め、レシピノートのレシピ通りに料理を作る。成田名璃子「レシピノートは永遠に」、東京すみっこごはんシリーズ№5、最終巻。18歳の沢渡楓とおじいちゃん、そして沢山の常連の人々。最終巻は瑛太との再会、そして常連の人々との別れ、おじいちゃんの死、そして「すみっこごはん」の閉鎖でした。出会いと別れ、沢山のことを教えてくれた「すみっこごはん」、楓のこれからの成長にエールを送ります。成田名璃子さん、お疲れさまでした!

  • すみっこごはん5作目・シリーズ最終巻。
    楓は進路を決める時を迎え、すみっこごはんに集う他のメンバー達もそれぞれの岐路に立っていた。

    そこまで?っていうぐらい別れが重なる。
    まだ高校生の楓にはキツ過ぎる展開。
    途中からずっと泣いてた。赤の他人だけど温かくて、優しい関係。母が想像したよりも楓は大きく成長していて、しっかり前に進んでいくんだろうと思えるいい終わり方だった。

  • 完結ですね。
    旅立ちというのは感動がもらえるので、読み終わり満足でした。

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著者プロフィール

1975年青森県生まれ。東京外国語大学卒業。『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』で電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞し作家デビュー。シリーズに『東京すみっこごはん』『今日は心のおそうじ日和』がある。著書に『ベンチウォーマーズ』『ハレのヒ食堂の朝ごはん』『坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常』『世はすべて美しい織物』『時かけラジオ 鎌倉なみおとFMの奇跡』『いつかみんなGを殺す』などがある。

「2023年 『月はまた昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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