東京すみっこごはん レシピノートは永遠に (光文社文庫 な 41-5)
- 光文社 (2020年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334779160
感想・レビュー・書評
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高校三年の春、楓は悩み続けていた。あの時、一人の少年の希望を守れなかったことを……。失意に暮れ、卒業後の進路も定まらぬ中、ずっと二人で暮らしてきたおじいちゃんの身に異変が!? そして、すみっこごはんの常連たちにも決意の時が近付く。年齢も職業も異なる人々が集う“共同台所”が舞台の大人気シリーズ。それぞれの旅立ちがやさしく胸を打つ最終巻!(出版社HPより)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
激動の最終巻。
それぞれの人生があって、交わる時もあれば、離れる時もある。
広がりの感じられるラストでよかったです。 -
読んでいて辛かった。自分の精神状態も良くない時にこの内容はしんどいと思い、途中で止めようかと思ったのですが……「自分の中で育つ」て言葉、良いですね。
私だったら、とても耐えられないと思う。楓のようには振舞えない。いくら仲間がいても、信頼していても、やっぱりずっと一緒にいてくれるわけじゃないしなぁ、と思ってしまう。
…それが現実って事なのか、私に人望がないからなのか、なんなのか。はてさて。
齢とともに、随分と涙腺が緩みましたわ。
電車の中で、泣きそうでした。
登場人物みんな、ステキです。