東京すみっこごはん レシピノートは永遠に (光文社文庫 な 41-5)

著者 : 成田名璃子

• 光文社 (2020年11月10日発売)

感想・レビュー・書評

[恵さんの感想 · 2021年3月19日]

続けようと思えば幾らでも続けられそうな話だけど、最終巻と言う事で、急にバタバタとお別れ

前巻からの急展開が過ぎると言えばそうだけど、ちゃんと最終巻らしい終わり方で潔くて私は有りだと思うけど

逆に前巻までのほのぼのした雰囲気が好きで読んでたのに、急に死にネタってどうよ！？って思う人も居るかもしれない

[おいちさんの感想 · 2021年3月17日]

大好きな作品がついに完結してしまいました。
高3の楓ちゃんが自分が大人にならなければいけないと本音を隠して強く生きようとする姿に心を打たれました。でも本当は強がって澄まして過ごすのはすごくしんどいのに。
こういう時に苦しんでいる子の心の鎖を解いてあげることが大人の使命かなと思いました。

また再読したいなと思うほど最高の作品です！　

[sato1971さんの感想 · 2021年3月14日]

面白かった。感動！！

[TT☆さんの感想 · 2021年3月8日]

何にでも終わりはあるよね。悲しくなりそうなところをすっと綺麗にまとめてくれました！

[まーちゃんさんの感想 · 2021年2月14日]

図書館で借りたもの。
高校3年の春、楓は一人の少年の希望を守れなかったことを悩み続けていた。失意に暮れる中、おじいちゃんの身に異変が!? そして、すみっこごはんの常連たちにも決意の時が近づく…。シリーズ最終巻。

常連さん達がさまざまな理由で、すみっこごはんを去っていくタイミングを迎え…。
『出発するほうより、残されるほうが、きっと心の整理が難しいのだ。同じ日常がつづくのに、その人は、その人達はもういない。毎日、間違い探しみたいに、同じ風景に存在する違和感に気がついてしまう』

そんな中楓のおじいちゃんも病に倒れて、そんなに重なることある！？ってくらい…。
間に挟まれるおじいちゃんの思いが泣けたなぁ。

[カフェオレさんの感想 · 2021年2月11日]

泣きました。
楓ちゃんの周りからこれでもかというぐらい大切な人がいなくなっていきます。
楓ちゃんに生き様を見せるおじいちゃんは最期までかっこよかったです。
あ～でも辛すぎる…。
数年後の話、読みたいな。

[ツンさんの感想 · 2021年2月4日]

「ひつこく見せに行くからね」
江戸っ子のおじいちゃんに育てられただけありますね。それぞれの旅立ち、切ないです。

[blueclover28さんの感想 · 2021年1月31日]

シリーズ最終巻。
すみっこごはんに集う面々それぞれの変化の時が訪れました。
永遠に続くことはないけれど、やはりお別れは寂しいです。
それでも変化の先にまたすみっこごはんに皆が集う時が来るのがイメージできます。
それぞれの新しい道に幸あれと思います。
気になっていた瑛太君のその後も知ることができました。
丸山さんが彼の力になってくれるようでとりあえずはよかったです。
それでも彼の人生はハードモードであることは変わりがないのですが……。複雑です。
変化の一環でおじいちゃんを死なせる展開は死にネタを安易に使われた感じで個人的には好きではなかったです。
楓の進学で実家から巣立つとかではダメだったのだろうか。
自分が年齢を重ねたこともあり死にゆく姿を美化しすぎていることになんかもやっとしました。
現実には人間はそんなに簡単にも美しくも逝けないですよ。

[komikiさんの感想 · 2021年1月23日]

泣いてしまった

[有浅ひなこさんの感想 · 2021年1月20日]

今回は、別れの物語でなんとも言えない寂しさでいっぱいになった。これから楓は強くなって、新しい人を迎えたり別れたりしながら過ごしていくんだろうな、それがあのすみっこごはんだったらいいなと思う。

著者プロフィール

1975年青森県生まれ。東京外国語大学卒業。『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』で電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞し作家デビュー。シリーズに『東京すみっこごはん』『今日は心のおそうじ日和』がある。著書に『ベンチウォーマーズ』『ハレのヒ食堂の朝ごはん』『坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常』『世はすべて美しい織物』『時かけラジオ　鎌倉なみおとFMの奇跡』『いつかみんなGを殺す』などがある。

「2023年 『月はまた昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」