リンボウ先生の書斎のある暮らし: 知のための空間・時間・道具 (知恵の森文庫 a は 1-1)
- 光文社 (2003年2月1日発売)
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感想 : 6件
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- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334782047
感想・レビュー・書評
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書斎は北側の部屋に設けるなど、実用的なことも書かれているが、話題は知的生産術や生き方にまで及び、全体的にエッセイ風の文章。しかし、考えさせられ、刺激になることもあった。
永井荷風や漱石、梶井基次郎のように、日記を書くことによって自分自身の一日を反省したり、日々思いついたいろいろなことを書き留めたりということができる。
これから向こう十年間、何かのことを努力したいから、そのために書斎が必要だというふうに考えていく。
「荘子」には、「偉くなるということは、それだけ心を苦しめることだ。人の上に立てば、立っただけ苦しみも多くなる。人の上に立たない、出世しないということは、苦しみが少ないということでもある。ゆえに真の人間は、できるだけ偉くならないのがよい」と書いてある。詳細をみるコメント0件をすべて表示