パレードの明暗 座間味くんの推理

著者 : 石持浅海

• 光文社 (2016年10月18日発売)

感想・レビュー・書評

[如月久美子さんの感想 · 2018年9月4日]

　シリーズとして何作目かは分かんないけど、私としては2作目。
　相変わらずサクッと読めますね。
　前は『玩具店の英雄』を読んだんだけど、そのとき出て来た聞き役の津久井さんより、今回の南谷さんのほうが鼻につかなくてよかった。

[kiyom93さんの感想 · 2018年2月3日]

このシリーズ読み始めたら、やめられない。ちょっと無理なストーリーでも引き込まれて、納得させられる。

[ぱぱいや33さんの感想 · 2017年5月12日]

久々の石持浅海。そして久々の座間味君。パターン化された連作短編集。でもこのパターン化が落ち着くというか。新人の女性警察官が飲み会に参加。その子の成長物語的な面もある。ほんと、こういう上司、先輩と知り合えるなんて羨ましいよな。そして読んだ端から忘れていく感じ。。。これは私の能力がないからなのか。とにかく、また座間味君シリーズを読み直したいわ。

[youkeyppさんの感想 · 2017年4月11日]

　いつもながらの反転が魅力。

[mayukoさんの感想 · 2017年3月7日]

座間味くんシリーズ第三弾！
今回もあ！と言わせてもらいました。

[suzunaさんの感想 · 2017年2月15日]

「月の扉」から続く座間味くんシリーズの連作短編。座間味くんがとにかく良い人で安楽椅子探偵なので、石持氏の作品でも読後感は安心。すでに終わったはずの事件のもうひとつの貌が浮かぶ、というつくりはマンネリではなくて様式美？
個人的に、あとしばらくシリーズを続けた後に座間味くんがとんでもなく変態的か残虐的な何かと向かい合ったりむしろそのものになったりしやせんかとはらはらしつつ期待してしまう不思議さがあります。石持氏の作風のせいですね。

[ともりぶさんの感想 · 2016年12月21日]

座間味君も中学受験生の親になったとは！美味しい料理を食べながらの名推理。名推理というか、余計なお世話？そこは気付かなくてよかったのに…という気もする。

[KOROPPYさんの感想 · 2016年12月20日]

女性警察官として燃えるからこその、不満と視野狭窄。
それを危惧した上司が引き合わせた相手は。
飲み会の場に供される、ちょっとした事件の話。
それが座間味くんの淡々とした指摘で、がらりと見え方が変わっていく。
その感覚が心地よく、面白い。
毎回違うお店の、お料理が魅力的。
主人公が少しずつ成長していくのもさわやか。
座間味くんも小6の子持ち!　と感慨深い。

[kinaeさんの感想 · 2016年11月29日]

名探偵・座間味くんの推理が満喫できます
特別機動隊所属の女性警官・結月視線で話が進むのだけど
大迫警視長の語る事件が座間味くんフィルターを通すと違った真相にたどり着くのがおもしろいです

しかし大迫警視長、おいしそうなお店をよくご存知で
自分も連れて行ってもらいたい

[シュンスケさんの感想 · 2016年11月14日]

久々の座間味君シリーズ。美味しい料理とお酒の肴は事件の話。新キャラの存在がいいアクセントになってました。

著者プロフィール

１９６６年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。２００２年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。０３年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第１弾となった０５年『扉は閉ざされたまま』（祥伝社文庫）が 「このミステリーがすごい！」第２位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』（祥伝社刊ノン・ノベル）。本作は『Ｒのつく月には気をつけよう』（祥伝社文庫）の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう　賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」