- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926762
感想・レビュー・書評
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東川篤哉さんの「烏賊川市」シリーズの5巻目。
いつもの通り、登場人物たちのコミカルさと読者の意表を付くトリックが冴えていました。
では、あらすじを簡単にご紹介。
しっかり者(かつ、慌て者)の妹・春佳とちゃっかり者(かつ、うっかり者)の姉・香織の有坂姉妹。
妹・春佳は法学部の学生で司法試験に向けて勉強中。
夏休みのある朝、そんな彼女のアパートに不審な女性が侵入。
おびえきった春佳は、誤って相手を殺害してしまう。
妹が過剰防衛の罪に問われる事を恐れた姉・香織。
たまたまアパートの近くに居た無関係の若者・馬場鉄男を巻き込み、死体を盆蔵山山中の三日月池に捨てるが、その後、実は妹が相手を殺害したというのは勘違いで女性は春佳のアパートに駆け込む前に刺された事が原因で死んだことが判明。
実はその被害者。
生前、鵜飼探偵事務所へある件で依頼電話をかけており、探偵事務所のいつもの3人組は彼女が残したメッセージをもとにペンション・クレセント荘に向かう。
そのクレセント荘は、死体を捨てた後、山中をさまよった2人が一夜の宿を求めた先でもあった。
事が露呈することを恐れる2人が探偵事務所3人組に振り回される中、ペンションのオーナーが不審な死を遂げる・・・・
事が露呈するのを恐れる香織・鉄男の2人が繰り広げるドタバタ劇や探偵・鵜飼とツッコミ役の朱美、そしてマイペースの探偵弟子・流平の探偵事務所3人組と砂川・志木の両刑事のいつものやり取りにクスリと笑わされながら読み進めた本書。
巻末では意表を付くトリックが披露されます。
本書はいつもの東川さんの著作の通り、ドロドロとした所が感じられず、その点、ネガティブな感情が(小説の上だけでも)苦手という方も安心して読める推理小説です。
登場人物のコミカルさとトリックの意表さ。
この2つを味わいたい人にお勧めです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コントラバスケース
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ちょっと、軽すぎるか・・・
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〈内容〉「死んじゃった…あたしが殺したの」有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。動揺のあまり逃亡してしまった妹から連絡があったのだ。彼女のかわりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、死体があってはどうにもならない。どこかに捨てなきゃ。誰にも知られないようにこっそりと。そのためには協力してくれる人と、死体を隠す入れ物がいる。考えあぐねて、窓から外を眺めた香織は、うってつけの人物をみつけたのであった…。会ったばかりの男女が、奇妙なドライブに出かけた。…クルマに死体を積み込んで。烏賊川市周辺で、ふたたび起こる珍奇な事件!探偵は事件を解決できるのか?それとも、邪魔をするのか?驚天動地のカタルシス。
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伏線が色々とちりばめられているが、ラノベ感が強いかな。
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未読。なんだか旬の作家さんになっちゃったみたいですね。
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なんか、いまひとつ、楽しくなかったな。
軽い、ライトノベル?
ちょっと、今後、読むのどうしようかな?っと思うくらい… -
20111129読了
軽いタッチで最後までゆるく読み切った。
最初に出てきた妹はどうなったのか、思わせぶりだった女将さんはなんだったのか、気になる点は多々あるが、面白さでカバーされている。 -
この方の本を初めて読みました。
コミカルでおもしろいなぁと思います。
先が気になりますが、あえて対象を書くなら、中高生(下手したら小学生)って感じです。 -
初めての東川作品。シリーズものとは知らずに読んでしまったけれど、この1冊だけでも問題なし。
笑いながら読めるミステリー小説。
サクサク読めて、好きなシリーズになりそう。