日本国紀

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 252
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033856

感想・レビュー・書評

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  • 最高に面白かった!

    以下の理由により読む前から面白くなりそうなとこは予測できていたが、予想以上に読み応えがあった。
    ①歴史が好き
    ②愛国心がある

    ここ最近世界史や中国史に興味を持って読んでおり、そろそろ日本史についても一気通貫に勉強してみたいなと思っていたところ、『日本国紀』がベストであると思い、選んだ。500ページに及ぶ本書であったが苦労して読んだという印象は全くない。あっという間に終わった理由に、歴史上の出来事ごとに短く切って書かれているため、継続的に読みやすかったのだろうと思われる。飛鳥、鎌倉、戦国、明治...と均等に配分するわけではなく現代に近づけば近づくほど、比例して分量が多くなるのが非常に良かった。(現代人からすれば重要度が増すため)

    国民に愛国心が欠如していることにより、日本が不利益を被ることが多々あるというなんとなくの課題意識をもともと持っていたが、今回その要因(WGIP)が明確に特定できた。

    そして、読んだ後では更に日本を誇りに思う気持ちが増した。そしえ、私が40になる頃までに国民が今よりも自国を愛せるようになって欲しいと思うし、できるならそれに貢献したいとも思った。

  • 内容への賛否が多くありますね。
    著作を手に取る前には「純粋な気持ちで読めるかな?」と少し不安を覚えました。

    読み終わって率直なところ、こんなに引き込まれる本は無いと思っています。
    私は著者が「我々日本人の祖先が、祖父母や父母達がどのように生きていて、その結果今の日本がどうなのか」という視点で通史を書いてくれたと思います。身近な祖父母の人生について、祖先について思わずにはいられませんでした。

  • 百田さんはメディアで色々過激な発言で炎上しているので、色眼鏡で見てしまいそうになりますが、少なくとも書籍に関しては、大変面白かったです。
    戦後の教育や国際問題に関する話については、歴史の教科書に載っているはずもなく、勉強不足なので、この本だけで真偽について無批判に信じることは保留にしておきますが、このような意見があることを知ることは大事だと感じました。

  • 後半に行くほど作者のタカ派的主張が色濃く出てきます。
    慰安婦、徴用工、歴史教育など作者の主張が全て正しいとは思いませんが、全て間違っているとも思いません。
    学校で教わる平和主義的な歴史に染まり切っている人は、このような主張もあると言うことを知った方がいいでしょう。歴史は見る角度によって全く違う見方ができます。
    この本の主張が正しいと感じる人にとっても、間違っていると感じる人にとっても、自分の歴史の見方はそれで良いのか一度考え直してみる良いきっかけを与えてくれる本だと思います。

  • 百田尚樹を批判するメディアは多い。
    概ね「愛国主義者」だとか、「右傾化したやつだ」とかだ。
    「右・左」を議論する前に、そもそも「日本という国は素晴らしい」という考えを持ってはいけないのだろうか?
    「日本好き」がイコール「右」になってしまうのは、あまりにも短絡的だ。
    いまだに「日本は戦争を起こしたヒドイ国だ」という認識があるために、単純に「日本が好き」と人前で言うことすら憚られてしまう。
    それこそGHQの洗脳が未だに解けていないというが、戦争の恐ろしさと根深さを物語っている典型例だ。
    この本を読むまでは、「母国に誇りを持つ」ことを、良いことだと思えなかった。
    完全にそういう教育を受けてきた訳であるが、高校の日本史の教諭のことを思い出してしまった。
    今冷静に考えれば、その教諭は完全に左翼派で、学内での国旗掲揚、君が代斉唱も拒んでいた。
    当時はそれが極端な思想であるということも知らなかった。
    ある意味で、教諭が言うことを疑いなく信じていた節はある。
    私も「日本は狂信的に軍国主義に走り、取り返しのつかない極悪非道なことをした」と刷り込まれた一人だ。
    この本を読むまでは、そういうことすら気が付かなかった。
    あまりにも洗脳問題の根深さを感じて、怖くなってしまった。
    今大人になって、しかも壮年という年齢になって、ようやく物事の分別ができるようになってきた。
    無知は罪だ。
    だから知識を得る。
    もちろんそれだけでなく、広い視野で、そして深く物事を考察する。
    今後の人口減少社会。
    国際競争力はどうしても下がってしまう。
    本当に日本は国際社会の中でいつまでも辛酸を舐め続けることになる。
    日本人の誇りを取り戻すべく、全国民に是非読んでほしい本だ。
    (2019/11/1)

  • 日本の歴史が丁寧に書き連ねてあり、自国のことを理解するのに非常にためになる教科書。
    日本国民なら一冊持っておくべきだと感じた。

  • 日本の歴史の通史。読み応えがあります。
    戦後のGHQからの洗脳が今だにあるとはね...
    日本が好きだと思えないことはこのためか。
    中国と北朝鮮は共産主義の生き残りの国家だということを認識する。世界情勢が多少なりとも分かるようになる。

  • 読み易い。特に江戸時代以降、熱がこもっている感じ。
    自分も戦後教育の犠牲者の1人だと思った。自虐史観の理由について、理解が深まった。一貫して間違えてきた左翼系新聞、いい加減にしてほしい。

  • 今まで常識だと信じていた歴史が根底から覆される事がたくさん書いてあり、歴史に更に興味を持つきっかけをくれた本。大事なのはハナから否定することなく、得た知識に疑問を持ちそれを追求した上で正しいか判断することだと改めて気づかせてくれました。

  • 分かりやすくて、いい本。日本史の全体像をおさらいしたい人や、中高生におすすめです。些細な点にケチをつける人もいるようですが、歴史上の出来事や人物に対する見方は人それぞれなので、疑問点があった人は、違う考え方の本も読んでみればいいのでは。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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