メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
- 幻冬舎 (2018年12月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344034082
感想・レビュー・書評
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メモの魔力は「自分を知ることで人生のコンパスを得る」「話を構造化する能力を得る」「ファクトを抽象化し転用する技術を得る」と幅広い。自分の価値観を深掘りして夢を叶える姿勢を身につけられるとの持論。本書最後にはそのための1000の質問が用意されており、是非とも取り組んでみたい。
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『メモをどう使いこなすかが重要!』
■読了時間 1時間40分
■この本をオススメする人
・就活を始める前の学生
・映画や本や講演などをインプットすることで満足している方
■感想
以前オーディオブックで聞いており、今回改めて活字で読み直しました。私自身も普段からスマホで読書メモを取っており、あとから学びや気づきを思い出すには、メモはとても有効であることを実感しています。
本書の中ではファクト⇒抽象化⇒転用をメモすることを推奨されていますが、大量にメモるのは読書のリズムを損なうので、私はファクトの部分を省略して、そのとき頭の中で考えた"ぐるぐる"のみを書き留めることにしています。これだけでも効果はあるのでおススメです。
メモの話をしていたはずが、本書の後半ではいつのまにか就活本チックな人生訓に派生しています。著者の優しさは随所から伝わってきますが、(笑)の表現が多様されているのは気になりました。時間がある方は巻末の自己分析をやってみると、何かが生まれるかもしれません。 -
シリーズ「このメソッドでこの本自体の販売計画を立てたら大ヒットしました」の一冊。(※嘘だよ!そんなシリーズないよ!)
他のメモ術の本にありがちな「良い文房具の選び方」や「素早く記録をとる記法」「書いたメモの振り返り方」についての部分は「一応触れとくかー」くらいの分量であっさり流して、メインはあくまで
・とにかくなんでもメモに書く習慣をつける
・メモした内容を抽象化して、転用方法を考える(これをぱっと素早くできるようになるのがこの本の目指すゴール)
・紙に書いて思考を深めることで、より深く自己分析をする
の3点。
そのへんの正解主義的なところを排して「とにかく書く」ことへのハードルを下げてるところはとっつきやすくて良いですね。書く内容に関してはそれなりにハードル高げなこと言ってるけど。
まずカタチから入りたい人や書いたメモをきっちり管理したい人は、そういうハード面(?)の解説が充実した本を併読するのもアリかなと思います。そういう観点の副読本としてなら個人的に奥野宣之『情報は一冊のノートにまとめなさい』や中公竹義『100円ノート「超」メモ術』オススメ。
目的を理解して実践すれば確実に問題解決能力や思考力がぐんぐん上がる本だとは思います。
著者が成功者として例示してる面々があまりにも胡散臭いのがアレだけど……逆を言えば、そんな胡散臭いやつらでも一定の支持者を集められるくらい「伝える力」がつくのが「書く習慣」ってものなのかなと、妙に納得してしまったり。
まー著者の思想もだいたいそんな胡散臭い奴らと方向性は同じなので、夢とか情熱とかそーゆーキラキラした自己啓発っぽいパートはさらりと流し読みするのが、私なりのこの本との付き合い方です。
本の内容からエッセンスを抜き出して自分なりに活かすことに自信がある人にはオススメ、書いてることを盲信しちゃうタイプの人はちょっと距離置いたほうがいいかな……っていうのが正直な感想かな。 -
あらゆることをメモにとることで、アイデア創出、情報キャッチ力、傾聴力、構造化能力が身につくようになる
少しずつ、メモをとる習慣をつけようと思う -
ビジネスのハウツー系かと思いきや、まさかのメモをツールとした人生設計のはなしだった。
参考になる箇所もいくつかあり、自己啓発、人生設計としてたまたまだが元旦に読むには良かった。 -
多くの人はメモはただの記録だと考えている。しかし、本書ではメモはその人の生き方であり、人生をも変えることができるものだと述べる。
まず、日常のあらゆる事象に対して「なぜ?」や「どうして?」を向け、メモすることにより、生きる時間全てを自分のアイデアへと変えることができる。
そして次に、「なぜ?」や「どうして?」を自分自身へ向けることにより、深く自分を知ることができ、本当に自分が進むべき人生知るできる。
そのように、メモは生きる時間全てを自分の人生へフィードバックする術なのである。
そして本書ではメモをとる際の具体的な方法と著者が利用しているフォーマットも紹介されている。
メモをとる際は「ファクト」、「抽象化」、「転用」に着目することが重要である。
ファクトとは、事実そのものである。これは思ったことでも感じたことでもいいので多くの気付きを書き留めよう。
次にそのファクトに対して抽象化をする。その際先に述べた通り「なぜ?」や「どうして?」などに関しても、深く掘り下げてみよう。
最後に転用である。個人的にはこれが1番重要だと思っている。転用とはあらゆるファクトを抽象化してアイデアにしたものを自分事に落とし込んでいくことである。知識やアイデアは使わない限り宝の持ち腐れで終わってしまうからだ。
本書ではさらに具体的なメモの取り方が紹介されているので、手にとって読み、メモを通して人生を変えるきっかけにしてみてはどうだろうか。 -
メモのHowToが書かれている著書。著者は仮想ライブ空間で話題を呼んだSHOWROOM株式会社を企業した実業家で、メモを最大限活用して革新的なアイディアを出し、実践してきた。そのメモ術を知りたい方はぜひ。私もメモの書き方は参考にしていて、デジタルに応用もできます。自己啓発本として、自分に去年めちゃくちゃささりました。
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メモの必要性、方法、考え方が書かれている。
そっくりそのまま真似する事は出来ないが(メモの取り方が合わない)、考え方を応用して自分のメモレベルを上げる事が出来る。
まさに、この本のいいたい「抽象化」「応用」かも。 -
抽象化が大事だよって話。何章もあるけど、結局中身はそこだけ。そのためのツールとしてメモがあるよ、と。
こういった書評とかもそういう意味ではメモなんだろうし、重要性は確かにその通りだと思うけど、伝えたいことがこれだけではあまりに薄いなーと。ほんとにメモすらとらないレベルの人向けかなと思った。