ヒトコブラクダ層ぜっと(上)

著者 :
  • 幻冬舎
3.72
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本棚登録 : 1372
感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344037991

感想・レビュー・書評

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  • なんか難しいな~。でも万城目ワールドは考えちゃダメだ、感じなきゃ。榎戸3兄弟が楽しい。

  •  万城目ワールド全開の不可思議ファンタジー。タイトルからして謎だが、内容は古代メソポタミアの都が過去のまま地下に封じられているのを、異能をもつ3兄弟が古代女神に操られて訪れ、止まっていた時を動かすという異界冒険譚。内容がぶっとんでいるのはいつものことだから驚かないが、今回はちょっと不調なのでは。主人公たる梵天・梵地・梵人の三つ子のキャラつくりがいま一つ。飲み込みが悪いというか、読み手がそれはこういうことなのか、で次はと先へ行こうとしているのに、ぐだぐだ考えて先へ進まない。読んでいてストレスがたまる。さっさとやれよと尻を叩きたくなる。なんでこの人がという銀亀三尉の存在も中途半端。そんな主役たちに感情移入できないので、物語の世界に没入しづらい。時空を超えた壮大な筋書きも、結局イナンナたちは何がしたかったんだか、冗長な説明は続くのだけれど、ピンとこない。この作者、ここのところ低空飛行続きで残念。またスカーンとホームランかっ飛ばしてほしいものだが。

  • 『鹿男あをによし』や『鴨川ホルモー』でも思ったことだけれど、物語の展開として、どこに連れて行かれるのかまったく予想できずに引っ張り回されるのが万城目さんの魅力。

  • 万城目氏しか描けない奇想天外な作品。あり得ない設定ながら独特の世界観で魅了させてくれる。ページをめくる手が止まらない。世界史の教科書の始めのページ、文明の始まりから生物、地学、、懐かしく思い出した。

  • 未来予知 恐竜化石発掘 それぞれ特殊能力を持つ3つ子の前に現れたのはライオン連れの女が出現して
    … もうこれだけでも お腹いっぱいなのに さらに物語は奇想天外な方向に進み続ける。
    40年くらい前のアメリカのアニメ スーパースリーをなぜか思い出して 懐かしくそして明るくてドキドキして さてさて下巻に突入します。 どうなるの三兄弟⁉︎

  • 2021年 86冊目

  • (2021/11/16読了)
    図書館の検索で「万城目学」を見つけてすぐさま借りた本だったので、内容も知らなければ上下巻なことも知らなかった。
    万城目学さんに限らずだけど、好きな作家さんの本というフィルターがかかっているので、評価が高くなってしまう。ふと思ったんだけど、万城目学さんって、伊坂幸太郎さんと森見登美彦さんを二で割った感じだと思いませんか?(どちらも好きな作家さんです。)
    登場人物も、その名前も、背景も、ストーリーも、突拍子もない、しかし東京オリンピック後(延長してない)という時代については私の生きる今のこと。
    読みながら、映像化されるとしたら誰かな〜って考えたところ、銀亀さんは今田美桜さんだなと勝手に決めて、彼女の顔を眼を思い出しながら読みました。
    恐竜や文明など、小難しいことをよく調べて書いたなぁとも思う。私には実際、嘘か誠かは分からないけど。
    タイトルの「ヒトコブラクダ層」まではわかったけど「ゼット」については下巻で明かされるのかな?
    下巻はすぐに図書館予約したけど、いつになるかなぁ。読んでは忘れる読者なので、覚えておかなきゃ。

  • (下巻を先に読んだような体になってますが、表紙がアレなんであえて逆に並べてます)万城目作品は…3年ぶりですか!しかも長編だったので存分に万城目ワールドを堪能できました。奇想天外なんだけど、妙な説得力もあってすんなり入っていけるのは万城目作品の魅力なんですが…これだけの世界観を構築するには相当資料にも当たられたんでしょうね。恐竜の化石もメソポタミア文明も教科書でさらりと触れた程度なので、逆にすごく新鮮でした。

  • 奇想天外だけど楽しめた。面白かった。

  • 感想は下巻で。

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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