逆転正義

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344041554

感想・レビュー・書評

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  • 下村さん初読み。先日下村さんがテレビに出演されていて「自分はエンタメの書き手です」と言われていた。確かにエンタメとして楽しめる内容だったが、なかなかに考えさせられるところもあった。正義を振りかざすことの悪。偏見。何が正しいことなのかちゃんと考えたいなって思った。「死は朝、羽ばたく」では、秋葉死刑囚の考える贖罪が、すっと納得のいくものだった。他の作品も読んでみたいなぁ

  • 自身の思い込みを引っくり返す短編が6作。
    意識していてもどんでん返される。
    語り手の言葉だけを真に受けても物語の本質は見えてこない。
    ある事柄に対する受け取り方も人によって違う。
    『保護』では綺麗にやられた。
    やるせない話ではあるけれど、個人的に『罪の相続』が一番印象に残った。

  • 驚きの結末の6話。
    面白かった!

  • 2023/09/05読了

  • 2024.3.4

  • 思い込みは良くないね。とはいえ思い込むのも仕方ないと同情する場面もあった。

  • どんでん返しより、正義とは何かを考えさせられる話かと思っていたのでやや拍子抜け。
    騙されはしたけれど、「どんでん返ししますよ」とうたわれてどんでん返しがあるのは、ちょっと違うかな。
    最後の「死は朝、羽ばたく」は良い話しでした。

  • 面白い読書体験をした。
    文章だから味わえる思い込みや、こうなんだろうなぁ。と考える設定が裏切られる。
    話も、もちろん面白かった。
    短編の中でここまで騙されるとは…
    帯のとおり、私の頭が固まってるな

  • どんでん返しが好きな人か喜ぶ一冊である。六つの短編すべて、途中からガラッと様相が変わり、自分の頭の固さを実感させられる。なるほどそうきたか、の連続の物語。

  • 最後の話が良かった。

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著者プロフィール

1981年、京都府生まれ。2014年に『闇に香る噓』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい! 2015年版」国内編3位と高い評価を受ける。著書に『生還者』『難民調査官』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口 樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『法の雨』『黙過』『同姓同名』『ヴィクトリアン・ホテル』『悲願花』『白医』『刑事の慟哭』『アルテミスの涙』『絶声』『情熱の砂を踏む女』『コープス・ハント』『ロスト・スピーシーズ』などがある。

「2023年 『ガウディの遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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