かすり傷も痛かった

著者 :
  • 幻冬舎
3.14
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  • (1)
本棚登録 : 225
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344041677

作品紹介・あらすじ

14万部突破『死ぬこと以外かすり傷』の反省と振り返り。 ベストセラー編集者、調子に乗ってドン底へ。 そして考えた、本当の幸せ。 意識高い系ブーム後の「脱競争論」 人生の中で、一心不乱に頑張る時もあれば、すこし休むときもあって良いのだと思う。 ブレながら、矛盾しながら、みっともなくても生きていく。 仕事と違って、人生には答えがない。 競争から迷走に変わった僕の人生が、あなたの人生とどこかで交われば、嬉しい。 かすり傷も痛かった はじめに こっちの世界では革命は起こらない 第1章 予定調和を破壊するな トラブルはすべて身から出た錆 バカなことはバントくらいせよ 安心安全があるから戦える 言ってはいけないことは言ってはいけない 頭は3歳児でも身体はボロボロ 退屈な世界で廃人になる 第2章 自分の手だけで金を稼ぐな 自分の値札を利確せよ 意識が高いと嫌われる 誰も知らない「酒ウツ」の正体 幸福相対性理論 奴隷の幸福 ブランドは地に堕ちてからが本番 帰る場所がある人間は競争しない 第3章 名前を売ると叩かれる 前のめりポリスに注意せよ! 恥をかいて、血を流してるつもり 風呂敷は畳まれない 教祖になれなかった 第4章 手を止めて考えろ 今やるな! スピードから暇の時代へ もう量はいらない 熱狂は「生産」から「表現」へ 何か一つでトップになれない時代 変わり続ける時代のコマにはなりたくない 第5章 当たり前の生活をせよ 丸裸でダサいまま生きる 憑依レベルで子育てせよ 目的もなく意味すらない 第6章 熱狂は気まぐれだ 雨時々、熱狂 数字から自由になる 自分の身体は汚れている ブランドやアートの評価に頼ったら老害 誰にでも受け入れるべき魅力がある 意識高い系ブーム後の「脱成長論」 おわりに かすり傷のまま生きていく

感想・レビュー・書評

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  • ベストセラーの続編
    ため息の感想になりそうだが、まず「死ぬこと以外かすり傷」この本の修正がある。自身の本に赤ペン先生をしているんだが、これが読み難い。大体が死ぬこと以外かすり傷がピンクに白文字って目に悪いわ読みにくいわ…最悪。
    でもってきったねー字で赤ペン先生してる。
    もうこの時点で何が書いてあろうが読者をなめてる。あろうことかこれが編集者?バカにしてるとかのレベルじゃない。貴方の真心ってなんですか?人としてどうですか?と聞きたくなる。

    まぁ当然ながら読むに値しない、身から出たサビをバラバラと読んで、これに名を連ねられたホリエモンや落合さんが気の毒だ。
    色々な人がいるけど、この人は出版とか本というもの大切に考えている人ではないし、その考え人間性は一生変わらないだろうと思った。

    二度と関わりたくない人だ!

  • 箕輪さんの『死ぬこと以外かすり傷』のアンサー本。
    本の書き方が面白い。前作を丸々載せて赤入れをし、今の思い考えを書いている。
    本当に同じ人?と思うくらいの変わり様が面白いし、人は良くも悪くも「変われる」というのが伝わってくる。
    『僕は「死ぬこと以外かすり傷」を直視できない』という箕輪さんの今を是非見てほしい。
    成長思考が高い時は前作がオススメだけれど、少し疲れた時や、一度立ち止まりたいときは本作がオススメ。
    前回響いた「今やれよ!」という言葉は、今回は「今やるな!」に変わってた。

  • 多くのサクセスストーリー・成功の裏には必ずやヒントや答えがある。「情報屋」(出版社・メディア)の成功は、どこにでもある世間の情報を、誰よりも早く知らない人に伝える事で成立する。さらに、知らない人達に如何に興味を持つ巧みな言葉・文章として伝達できるのか、なのだ。 一般的な世間の成功の基本は、疑問・好奇心・探索から理解・仮説・分析ができる「行動」である。多くの人に会い、他人(企業)の才能(秘密)を吸収し理解し、自分なりの味付けから新たな発信してみる事なのだ。「やっていないからやってみる価値がある」と言う発想になれるかだ。

  • #かすり傷も痛かった
    #箕輪厚介
    23/9/15出版
    https://amzn.to/3rewptq

    ●なぜ気になったか
    幻冬舎、ちょっと変わった出版社と思っていたし、編集者の箕輪さんの個性的な動向は一時期気になっていた。反省と振り返りをしたらしく、それがまた気になるので読みたい

    ●読了感想
    前著項目すべてへの逆張りなので、若干違和感を感じる点もあるが、実質二冊以上の価値があると思えた。人間変わるものだし、その時その時の自分にとってなにがいいのか考えるヒントになる一冊

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

  • 「死ぬこと以外かすり傷」のアンサー本。
    前作と今作の考え方の変化が非常に興味深い。
    どちらの考え方が正解というよりも時代や自分自身の環境でこれだけ変化するというところが面白い。
    とても面白かったです。

  • 僕は正直箕輪厚介氏がとても苦手だった。
    なので、文春砲を食らっていたのをみて「ああ、やはりこういう人だったのか」という気持ちになっていた。

    2018年に出た「死ぬ事以外かすり傷」も凄く自分が嫌いな内容が書かれているんだろうな、という風に思い敬遠していた。

    ただ、自分は箕輪厚介氏が最初から苦手だったのではない。
    彼が編集した本は堀江貴文や前田祐二、見城徹の本などは読んだ。そしてしっかり影響を受けた。
    そのあたりの本を読んでたのは2019年くらいだったと思う。僕は30歳くらいだったか。
    あの時、自分は輝かしい経歴を持つ「成功者」に憧れてそういういわゆる「意識高い」本を読み漁った。そして少しは真似してみた。
    結果、「自分には合わないな」と感じることになる。真似できる人もいればそうじゃない人もいる。
    僕はどちらかというと、「意識高い系」の人が嫌いそうな松下幸之助や稲盛和夫の言うような「掃除と挨拶はビジネスの、人間の基本」という古風な考えの方が好きだなと今は思う。

    この本はふと本屋で目に入った。「ああ、この人は干された後にどうなってたんだろう」と立ち読みしたところ、死ぬこと以外かすり傷も収録されているという作りの面白さ、それを改めて本人が今の立場から解説する。
    少し立ち読みして気がつけばこの本を買っていた。

    まずは「死ぬこと以外かすり傷」のみを読んでみた。ああ、やはり嫌いだ。
    ただ、自分の会社に問題社員がいたのだが、確実に「死ぬ事以外かすり傷」の箕輪イズムに影響を受けていたんだなという事がわかった(笑)
    こういう尖った若者が書いた本というのは、今の若者のカリスマがどういう思考でビジネスをしているのかを知るにはいいのかもしれない。
    自分は中間管理職なので、ちょっと変わり者社員を取り扱うことがあるが、そういう側面から色々と読んでみるのもありだと感じた。ただ、自宅の本棚には置きたくないから電子になるかな。最近だと、ヒカルやコムドットあたりの本が急に気になり出した。
    少し話が逸れた。
    要は「人と変わった事をしろ!人目を気にするな!尖れ!!」的な熱いメッセージが込められていた。

    かすり傷も痛かったサイドを読む。
    決して著者は過去の自分を全て否定しているという事では無い。
    変わらないものなどは無い、人も時代も変わっていく、という事に気がついたのだろう。
    自分だってそうだ。永遠に若い事は無い。5年前の自分と今の自分、全く違うもの。
    がむしゃらに駆け抜け、止まることができなくなってしまっていた箕輪厚介氏。
    いつしか周りにも止めてくれる人はいなくなってたんだろう。
    ただ、箕輪氏の編集力というずば抜けた能力は確かなものであり、現にこの本もとても面白い。今後、箕輪氏が編集したという本はチェックしていこうと思う。
    少し箕輪厚介を好きになった。
    生きていくことに目的なんて無い。それでいいじゃないか。
    なんだかそんな気持ちにさせてくれる本だった。

    あ、これは箕輪厚介の術中にハマっているな。まだ油断はできない。

  • 前作は過去によんだので追記部分だけ拝見しました。
    本の評価は難しいです。著者御本人もご指摘の通り、死ぬこと以外かすり傷の考え方があったからこそ死にものぐるいで働いて世の中に出て来たと。それも重要ですよね。
    かすり傷も痛かっただけ読んでしまうと未消化感が残ったのですが、両方一緒に読めば対になっていて面白いのかな。
    内容はさておき、添削する形でアンサーソングを追加するという誰も考えないフォーマットで販売したことが1番すごいなと思いました。

    気になった記載
    アウェイに飛び込むことによって退屈な日常が輝いて見える
    奴隷の幸福=人間は何かやるべきことを上から強制されたほうが案外幸せで何もかも自由にしていいと言われると途端に迷子になる
    人間はやりたいけどやれないと思っているときが一番楽しい。行きたいと思っている沖縄が一番楽しい。

  • 箕輪厚介のこと、表面的な印象で嫌い、嫌なヤツと判断してたんだけど、ユーチューブをじっくり見てみたら話が上手で面白くてはまってしまった!
    そして本書を手に取ったら、やっぱりおもしろい。
    人懐っここくて、可愛がられるタイプなんだろう。
    小狡いところもチャーミングというか。
    ただ強い言葉で書かれてる割に残らない内容。
    2時間くらいの暇つぶしに読む程度の娯楽本だと思う。
    トーンがワンパターンなので途中で飽きて読むのをやめた。
    彼の良さは本よりも動画で誰かと話しているときに出ると感じた。

  • エッセイ的なやつ

  • 二つの本を楽しめる本。
    人生は矛盾があって良いと思わせてくれる。
    僕自身、何事も死ぬこと以外かすり傷だと思って取り組んではいるが、そんな僕でもいってる割に行動がついてきていない。
    そんな僕を肯定してくれる。支えてくれる本だと感じた。
    一言で総称すると安心感。
    ほっとする本。

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著者プロフィール

みのわこうすけ●1985年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2010年双葉社に入社。ファッション雑誌の広告営業としてタイアップや商品開発、イベントなどを企画運営。広告部に籍を置きながら雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』を創刊しアマゾン総合ランキング1位を獲得。2014年、編集部に異動。『たった一人の熱狂』(見城徹)、『逆転の仕事論』(堀江貴文)を編集。その後幻冬舎に移籍し、2017年にNewsPicks Bookを立ち上げ、編集長に就任。『多動力』(堀江貴文)、『お金2.0』(佐藤航陽)、『日本再興戦略』(落合陽一)、『人生の勝算』(前田裕二)などを編集。創刊1年で100万部突破。また1300名の会員を擁する日本最大級のオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰。既存の編集者の枠を超え、様々なコンテンツをプロデュースしている。

「2018年 『死ぬこと以外かすり傷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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