- 本 ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344400023
感想・レビュー・書評
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登場人物は主な3人だけ、舞台は山の中の一軒家からほとんど動かず、主人公・月美の独白で進められていく物語。
月美の愛は一般的な目から見ると偏執的で怖いのでしょうが、不思議と共感できました。それは私も恋をしている時に読んだからかなぁ……。
普通の人間が日常生活の中で正気を失うとすれば、それは恋をしている時だと思うのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛の言葉の言い回しがとても好きです。
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2012/03/16
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2012/03/17
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月美の続きが見たくなった。兄への絶対的な愛が私には分からないが、人を愛すのが時に大きく人を狂わせてしまうのが少し怖かった。
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狗飼さんの本なので期待して読んだのですが、ちょっと残念。
人を好きになんて自分だけを見てほしいというエゴの塊の主人公の物語。悲しく悲惨な終り方。
そういうことを描きたかったのかも知れないが、、、 -
自分の文章を見ているようだった。気取っていて、気持ちが悪い。
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中学二年の夏の終わりに読んでいた。
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・悲しい真実よりも、幸福な嘘を。
幸福な嘘にまみれて、一緒にいよう。
・わたしが欲しかったのは、「絶対」だった。
・触れ合うことのない二人でいるほうが、愛は長続きするのだと思ってた。
・手を離してしまうようなものは、最初から必要じゃなかったってことだ。
・言葉を信じるのは、とても勇気がいることだ。
・恋の死。
それを経験するくらいなら、自分が死んじゃった方がましだと思った。
でもわたしが死んだあと、あなたが他の人を愛するなんて我慢できなかった。 -
狗飼さんの本を読もうと思って掘り出していて一番上にあったので再読。
久しぶりに読んだら面白かった。
他の狗飼さんの小説に比べて少し現実感が無い感じと雰囲気がすごく好きです。
この人の作品はどれも読んでいて胸が痛い。
寂しくなります;
自分の余裕の無いときはこの人の作品は読めませんね。 -
究極の純粋は狂気、そして凶器。
狗飼恭子の作品





