- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344400610
作品紹介・あらすじ
どうしても別れた恋人が忘れられない千世子のもとに、その彼からエアメールが届いた。「僕はネパールにいます」。千世子は彼にもう一度会うために、彼女に一方的な好意を寄せる大学生ヤスと一緒にネパールへ。手がかりは彼のアパートに残された一冊のノートだけ…。雄大な自然と異文化の中で千世子が見つける本当の愛とは?書き下ろし小説。
感想・レビュー・書評
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好きなフレーズ抜き出すために再読。元恋人を追いかけてネパールまで行っちゃうというストーリー。中盤まではヤンデレ的な要素盛りだくさんだけど後半で自分自身のこと把握して浄化されていくから読んだあとはスッキリ気持ちいい。一緒に成長していける感じかな。ヤンデレスキンに載る第一号狗飼さん作品。
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・優しい思い出なんかよりも、つらくてもよいから一緒にいる時間が欲しかった。
・笑顔は、どんな不安も覆う隠れ蓑になる。
・わたしに誰かを救えるわけなんかない。自分さえ救えない。
・邪魔してごめん。でも、ただ一緒にいたかったんだ。一緒にいられるだけで、楽しかった。
・彼と出逢わなかったら、わたしはわたしになれなかった。 -
2002年5月25日読了。
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去った恋人を追い掛けてネパールまで行くって設定は好き。ちゃっかり新しい男連れて行くところが気に入らないけども・・・
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別れた恋人を探す、ネパールでの旅。
どうしてすれ違うのか。どうして愛するのか。
恋愛に正解なんてなくて、
だから切なかったり、幸せだったりするんだなぁって思う。
(2007.05メモ→2010.04ブクログ) -
可もなく不可もなく。
「新しいものを手に入れる為に何もかも捨てるんじゃなくて、なにもかも持ったままでなんだって出来る。どこへだって行ける。忘れないでいよう。なるたけたくさんのこと。なにもかも持ったままで次の旅に出掛けよう。私たちには『私たち』がついている。」 -
当時この作者をよく読んだ。内容は忘れた。
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この本を初めて読んだとき、私はすごく弱っていました。色々失敗して結構しんどい感じで、その上、人に気をつかいながらの旅行中。飛行機の中で読みました。お話の流れとはあまり関係のない言葉がすごく沁みて、一人で泣いてしまったのをすごくよく覚えています。隣に座っていた姉が見て見ぬふりをしているのが、少し腹立たしく、また、すごく暖かいと思っていました。<br>
ぼんやりとしかどんな言葉だったか覚えてないので、再読して書き残しておきたいと思っています。<br><br>
再読してみました。たしか、『私はもう何者にもなれない』みたいな言葉だったと思います。でも残念ながら、今の私では涙した言葉は見つけられませんでした。仕方ないかなって思います。っていうか、それでいいんだと読み終わってみてすごくそう思いました。
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別れた恋人にもう一度会いたくて、ネパールに向かう。それだけの行動力が、私にあるだろうか。音信不通の昔の恋人を、思い出しても、絶対やらないと断言できる(笑)
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ネパールへ行くお話。