- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411203
感想・レビュー・書評
-
ん?「償い」以上に?があちこちにあるまま終了。読者に考えろということなのか。
ストーリーに、暗い余韻が残るので、?が残ると、さらにもやもやが残る気がするのですが。これも、あえてのことなのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男の子の心情をもっと描写してほしかった。
友人との関係性も、描写の必要があったかな? -
過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹江。
高校生の恵哉はその生い立ちを知り絶望感に襲われる。そんな中、渡した犬を
殺した家族を殺害し、その後ビルから飛び降り自殺。木綿子は調べるが結局は
恵哉の犯行だった。
犯人がVSと残したのはPCのキー(ひと)であった。 -
どういうことだ。イヤミスにしても一貫性がなくて読了時にはむしろ驚いてしまった。えっ、これだけ?
-
親子関係は血縁か育ての親か…
卵子提供者とその卵子をもらって身ごもった母親。
生まれた子供が高校生になった時に殺人犯として追われ、自殺してしまう。
卵子提供者は子どもを信じ、育ての親は信じ切れないという設定。
でもかなり無理な設定で驚く。
この作家の本は2冊目だけど、償いは良かったのに…という印象。
一家四人をそんな理由で子どもも含めて殺す?
真相が判明するけど、何人かの友達を呼んだだけで、そんなにうまく人選して聞き出せる?
卵子提供者は異常な人間なので、その遺伝子が子どもに遺伝したのかとも思う。
猫が何か殺人に関係あるのはすぐ分かったけど、何だか後味が悪い。 -
読後、こんなにがっかりした小説も久しぶり。まず、木綿子の精神が異常すぎてこわい。どの登場人物にも感情移入できない。殺人の理由もなんだかしっくりこない。「売買された卵子から生まれた、悲しい殺人鬼」この設定は面白そうだと思ったんだけどなぁ…。
-
どうもピンとこない。
感想があまり、ない。
ボクが男だから!? -
久々にハズレを引いた。クライマックスは本当に酷い。伏線もイマイチで、ドタバタで終わらせた感だけが残る。
-
主人公を好きになれない。
やっぱり主人公か、せめてサブ的な登場人物にでも、感情移入しやすい魅力的な人物がいてほしい。
人を殺して自殺した恵哉が、むしろ一番人間らしく魅力的と言える気がする。
木綿子は、終始頭のぶっ飛んだ人だった。
自分の子供が人を殺したら…
母親というものは、盲目に無実を信じこむのではなく、絹恵さんのように自分の育て方や間違いに思い悩むものではないだろうか。
それくらい、子供と母親は一番近く、相手の事など知らないものだ。
その距離が正しいと思う。
この作品は、償い、赦しと並んで有名らしいが、他のものに比べて、あまり好みではなかった。