- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344415133
感想・レビュー・書評
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積読していて後悔、、もっと早く読めばよかった!
短編で読みやすいし面白くて一気読み。
電車の中で出会う人々を
ここまで面白くリアルに書けるのがすごい、、!
これを読みながら乗る電車はドキドキする。。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
Sayuriさん私も積読してます。読んでみます。PEANUTSさん、ありがとう!私も積読してます。読んでみます。PEANUTSさん、ありがとう!2024/04/16
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他の方々も書いておられるように、ほんと面白いわ、これ。
わりと短いお話なんだけど、全編通じていろんな人々が繰り返し出てくる。たまたま電車で乗り合わせただけなんだけど、いろいろ関わりあってそれぞれに影響しあっている。想像すると、楽しくなってくる。
有川浩の本を1冊だけ勧めるのだとすれば、この1冊だね。あ、植物図鑑とかも良いけどね。 -
電車でのお出かけのお供に。
久しぶりに読んだけど、やっぱりいい!
阪急今津線のローカルな感じや、登場人物のキャラが立っているところ、上り下りで登場人物が絡み合っていく様子が絶妙。
同じ列車に乗り合わせた人がふとしたきっかけで会話したり、悪いことを注意したりというのが、なんとなく関西っぽいと思うのだけど、他の地域でもよくあるんだろうか。
偶然の出会いが人生にちょっとした気付きを与えてくれるって素敵だなと思った。 -
再読。
有川さんが好きになったきっかけの本です。
やっぱり面白い。
テンポの良い文章で描かれる人間模様は絶品。
たまたま同じ電車に乗り合わせた人たち。
みんなそれぞれの人生を生きていて、関わることのない人たち。
それが電車という空間で、さらっと関わる。
中には、さらっとではない出会いもあるが。
登場人物たちの年代は幅広く、いかにも電車という空間らしい。
そして女性たちが、なんともカッコ良いのです。
スカッと気持ちいい。
興味深いのは、小学校一、二年の女の子たちの話。
「こんな年でも少女たちはもう女だった。卑しく、優柔不断で、また誇り高い。あんな幼い、小さなコミュニティの中に、既に様々な女がいた」
本当にその通り、ズバリとした表現だと思う。
私は関東在住なので、今津線知らないんですが、いつか行きたい場所リスト入りです。 -
先に映画を観ていたので、先ずはかなり原作に近かった事を知る。
8駅間の電車の中で出会う見ず知らずの人達が交差し物語は進む。
《新しい恋の予感の若者・結婚パーティで報復した女性・祖母と孫と犬・DV男と女性・女子高生の恋話・学生オタク・ママ友集団・虐めにあっているらしい小学生》
悲喜交々、しかしどこかほっとさせられた。
※(1923.11.5 映画観賞)
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阪急電車かぁ、懐かしいなぁ・・・
学生時代に沿線の最寄り駅で友達が一人暮らししてたっけ。なんて回想しながら手に取った一冊。
有川浩さんの代表作とも言える『阪急電車』
片道わずか15分のローカル線に乗り合わせた乗客の人生が少しずつ交差して巻き起こる奇跡の数々。各駅の名称が章タイトルになっていて、人数分の人生ドラマが繰り広げられる。
ホッコリする深夜の短編ドラマみたいな作品だった。ゆる〜く繋がる人生模様。別れや出会い、恋の始まりや、人生の転機などなど。
こんな風に乗客同士の人生が交差することは、現実には滅多にないだろう。そもそも移動手段としての電車内では大抵の場合、乗客はオフモードだ。けれど間違いなくその乗客一人一人に人生ドラマがある。
本作を読んで、そんな当たり前のことすら忘れそうになる殺伐とした通勤時の満員電車をふと思ったりした。
あの空気感は何度乗っても好きになれないけど、能面集団のような電車内で本作を読んだら、少し感じ方が変わって来るのかも・・・
なんて淡い期待。
けど赤の他人でも、毎日同じ電車で同じ車両に乗っていると、勝手に同士みたいな気持ちになったりする。たまに見かけない日があるとキョロキョロ探してみたり、降りるはずの駅で降りないと勝手に心配してみたり・・・
あら、これって私だけだろうか笑
注:決してストーカーではありません。
もしかしたら、いつの日か同士が結託して何かに立ち向かう日が来るかも!
えっ!何かって?
でっかい虫とか・・・笑
そう思えば、案外交差する人生のキッカケなんて身近にあるのかも知れない。
そんな風に思えた作品だった。
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東京のJRと大阪の私鉄では、雰囲気がずいぶん異なるのですね。
私はいつも電車の中では心を無にして、人と出来るだけ接触しないことを心がけています。
しかしこの電車の中は、良くも悪くも人との出会いに満ちています。
社会人になり、人との出会いもあまり無く、マンネリとした毎日。
しかし、こんな風に新たな出会いがあるかも、と思うだけで、いつもの電車でもなんとなくワクワクします。
特に素敵なのは、宝塚駅での政志とユキのような出会い。
お互いタイプだと思っていたが声は掛けられずにいたところ、同じ電車に乗り合わせたことで話すきっかけになった、というのは
阪急電車が恋の後押しの一助になったということでしょう。
全く生活を異にする人同士が、電車で隣り合わせて座ったりすることって実はとても面白いのですね。
この作品のような人生の"機微"を、私も期待したくなりました。
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読書会課題図書のため再読
やっぱりいいな、有川浩さん
馴染みのある阪急電車今津線
乗り合わせた人たちを優しいタッチで掬い取っていく
さ・す・が
人駅ごとのエピソード 構成が
さ・す・が
年齢もまちまちのごく普通の人たち
でも、凛とした女性に拍手
カップルたちのしあわせを祈らずにはおれません
それにしても 有川浩さん
次の作品首を長くして待っております
≪ 車窓から ほっこり胸キュン 景色まで ≫ -
連作短編集。面白かったの一言。
作者の本をいくつか読んで好きになった理由がこの本を読んでみて分かったような気がする。
失敗したやらかしてしまった人にも優しいからだと。そしてその人達に、素敵な出会いと進むべき道を見つけてくれる。
この本は日常生活で自分の事だけで大変になっていて周りの人達も同様である事、今が大変でも過去の楽しかった時、大変な事を乗り越えてきた事を思い出させてくれる。今の自分が何故この生活を選んだかも。
解説の児玉清さんもとても良い。どれだけ作者の事が好きなのかが伝わってくる。-
2022/10/16
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この本の世界観好きなんです。そこで大学生活を送られたんですね。大好きな本の話を出来てとても嬉しいです。ありがとうございます。この本の世界観好きなんです。そこで大学生活を送られたんですね。大好きな本の話を出来てとても嬉しいです。ありがとうございます。2022/10/16
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2022/10/16
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