阪急電車 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.20
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本棚登録 : 52854
感想 : 5187
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415133

感想・レビュー・書評

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  • 物語通しのブリッジが秀逸。沢山の人が交錯しているのにも関わらず、ややこしい印象がなく、とてもスッキリしました。

  • たまたまその日、その電車に乗り合わせたために起こった、その人のドラマが同じ電車内で起こっていて、そのドラマが凄く面白い。
    そしてどれも電車のように前に進んで行き、爽やかさがあり、読んでいて気持ちが良い。
    何気ない日常で、毎日当たり前のように走っている電車の中で、こんな小さな奇跡が起こっているなんて、凄く魅力的だなと思う。そしてこの小説は、同じ電車に乗り合わせた登場人物が、最後まで絡んでいるのが面白い。
    読みやすくもあり、読後感もスッキリとした、いい作品だった。

  • 深い。

    なんとも味わい深い本だった。

    有川さんて
    男性だと思ってました笑

    なんでこんなに女性の
    心理描写がうまいんやろー。って笑

    素晴らしい一冊でした。

    この本を読み終えたとき、
    ぼくはたまたま
    阪急電車に乗っていました。

    こんな素晴らしい物語が
    リアルにまるでそこにあったかのように
    描かれていて、親近感もあり
    読みやすかった。

    章の感覚が短いので、
    通勤時間とかにもってこいだなと思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      girigirionigiさん
      だから改名されたのかなぁ?
      girigirionigiさん
      だから改名されたのかなぁ?
      2020/09/26
    • シンバさん
      猫丸さん
      改名されたんですね!
      知らなかったです笑
      猫丸さん
      改名されたんですね!
      知らなかったです笑
      2020/09/27
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      girigirionigiさん
      猫も知りませんでした


      https://www.sankei.com/west/amp/190225/ws...
      girigirionigiさん
      猫も知りませんでした


      https://www.sankei.com/west/amp/190225/wst1902250012-a.html
      2020/09/28
  • 読みながら終始にこにこ。
    普段ミステリーを読むことが多いので、余計にほっこり。

    オムニバスっぽいのだけど、登場人物がそれぞれ少しずつ関わっていて、読みやすくて面白かったです。
    出てくる女性がだいたい強くて、スカッとする場面も多かった。

    個人的には翔子に早く幸せが訪れてほしいなあ。

  • またステキな一冊に出会えました。

    関西出身の私にはちょっぴり懐かしい阪急電車。

    その中でもローカルな今津線(宝塚~西宮北口)の片道約15分間に各駅とその電車にたまたま乗り合わせた人達の物語。

    本作での主人公は敢えて言うなら征志という事になるんだろう。

    駅に到着する度に乗り降りする人々が微妙に交差しながら進んでいく物語はそれぞれが1つの短編としても成立しているが、1つの長編物語であった。

    心がホッコリするステキな一冊でした。

    説明
    商品の説明
    阪急電車
    内容(「BOOK」データベースより)
    隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    有川/浩
    高知県生まれ。『塩の街』で電撃小説大賞“大賞”を受賞して2004年デビュー。『植物図鑑』は第1回ブクログ大賞小説部門“大賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 「阪急電車」有川浩さん

    植物図鑑。レインツリーの国。
    読了して、柔らかい気持ちに包まれました。
    そして、次が阪急電車です。

    僕は、東京在住のため、阪急電車は乗ったことはありません。
    でも、この書籍で、阪急電車が走る街、川沿いの風景が浮かびます。

    電車というひとつの物理的空間のなかに、今もこれからも多くの物語が生まれていくことでしょう。
    電車旅に出るならば、懐に忍ばせておきたい、そんな一冊です。

    また、いま、こんなご時世です。
    この本を読んで大阪や兵庫の皆さんに想いをはせること。
    それは、読書という行為を通じて小さいかもしれませんが出来ることの一つかもしれません。

    #読書好きなひととつながりたい



  • 関西人ではなくとも、阪急沿線の人々の暮らしや情景が感じられる。
    青春時代が懐かしくなる一冊。2019.5.2

  • 有川作品、ハマっております。
    阪急の駅がひとつひとつのストーリーになってて、読みやすいし素敵なお話ばかりでした
    映画も見たけど、やっぱり本がいいですね
    それぞれ悩みも抱えているけど、ちょっとした出会いでいい方向に変わっていける、そう思える作品でした
    ちょっと悲しいことキツイことがあっても、じんわりほっこり、前向きになれる本

  • 阪急電車は、学生の時に映画を先に観ました。
    乗客等のそれぞれのストーリーが短いですが、しっかりしていて面白かったです。
    今回は、初めて有川浩さんの原作本を読みました。
    有川さんは、実際に阪急電車を使っているから、小説でも各駅の情景をしっかり描かれていて、読み終わった後に実際に行ってみたいなーと感じました。

    高知県や、香川県の地方電車を題材にして、阪急電車の乗客が出てくるスピンオフ作品を書いて欲しいなー。

  • 映画を随分前に観てすごくいい映画やったな〜と思っては居た。でも今はざっくり覚えてるだけだった。

    たまたま今回小説を手に取り読んでみてなるほどなるほど映画のストーリーをさらに細かく知れてよりおもしろかった。そしてたった今また映画を観てみた(笑)

    阪急電車の15分くらいの区間での様々な人の出会い、重なり。読みながらどうしても映画の俳優陣の顔が思い浮かぶのは致し方なく、、

    それぞれの人が前を向いて行こうとしてた。そんな感じでとても後味の良いお話。

    小説も映画もどちらも良かった。なかなかそう思える作品は少ないかな、私は。

    なので満足満足(^-^)

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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