遠くでずっとそばにいる (幻冬舎文庫)

著者 : 狗飼恭子
  • 幻冬舎 (2012年4月12日発売)
3.45
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  • レビュー :28
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418370

遠くでずっとそばにいる (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大好きな狗飼恭子さんの、久々の新作。しかも、表紙のイラストが遠田志帆さんという、素晴らしい組み合わせに、読む前からうっとり。

    事故で十年分の記憶を失い、十七歳の十二月に戻ってしまった朔美。
    自分の知らない現在の自分を「彼女」と名付けた朔美は、思い出せない過去を探そうとしますが・・・。

    色々な「何故」がわかった時の、「ああ、そうか」という感覚は、少しだけ、ミステリっぽいかも。
    でも、とても痛々しくて美しい恋愛小説。

    実は、どちらかと言うと、恋愛小説は苦手なものが多いのですが、狗飼恭子さんの書く小説は、いつも、何から何まで、ぴたりと私の心に入り込みます。

    ところで、作中に出てくる「春の嵐は何もかもを奪い去る」という台詞が出てくる昔の映画というのは、狗飼恭子さんが脚本で組んだ事のある矢崎仁司監督が昔撮った、『三月のライオン』だったような気がします。
    久々にまた観てみたくなりました。

  • 真実が知れたとき何となく納得がいかなかった。

  • 主人公の朔美の記憶がなくなった理由がこれ…?最低な女すぎて共感出来なかった。こんな友達、絶対いらない。

  • 泣けました。
    高校生からの10年って激動の変化があります。
    自分の理想と現実の落ち着きどころ、、、、そして悲しい。

    最後まで読んで、前に返って確認しながら何度も読み返してしまいました。

  • 朔美の払った代償が余りにも少な過ぎるような気がした。
    恋に狂って人を死なせて最終的にはそこそこハッピーエンドって何だよ。

  • 事故で、十年間の記憶を失くし、
    いきなり、心だけ17才に戻った主人公。
    27才の自分が、
    嗜好も、性格も、仕事も、違和感だらけ。
    孤独しかない大人になってたら・・・

    でも、成長するってこういう事かもなぁ、と
    しみじみしながら読んでたのだけれど。

    空白の十年間で、自分が
    何を諦め、何を求めていたのか。
    誰を妬み、誰を想っていたのか。

    現実の断片を拾い集めるうちに
    見えてきたものに、クラッときた。

    人生狂わすほど、ヒリヒリした愛がせつない。
    タイトルも装丁もたまらない。

  • 人生ってやり直しができるんだな。

  • 交通事故で10年分の記憶をなくした主人公。
    本当は27歳なのに、自分の時間は17歳で止まっているため、自分がどんな生活を送り、どんな恋をし、どんな風に人と関わったかがすべて失われたまま、手探りで「27歳」を生きなければいけないという設定がよかった。
    後半の展開がやや急すぎた感はあるけれど、余分なものを持たず、すべてをそぎ落としたような生き方を決意する姿がすがすがしい。

  • 交通事故に合って、ここ10年の記憶を失ってしまうと言う設定は面白いと思う。
    本人にしてみればタイムスリップだ。
    ところがその10年の間には様々な出来事があって、次第に自分でも理解していく。
    複雑な状況なのだけれど、意外と淡々と進んでしまっているような感じがした。
    確かに映画向きですね。

  • 優しい運命に導かれて一人の女性が蘇生してゆく物語。
    記憶は失うものではなく忘れるもので、愛情はすべからく人々に備わっているものだよなと改めて感じた。
    物語が進むに従ってカンバスに色が載せられて行くように鮮やかになる「わたし」の世界に魅了された。

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