- Amazon.co.jp ・本 (692ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344419339
感想・レビュー・書評
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ドラマにしたら面白そう。主人公は魅力的だろうな。
役者が揃った後半からが一気にスピードアップして引き込まれるが、前半の一人一人の個性も面白い。ミステリーとしてよりも人間ドラマとして読んだ方が楽しめる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公設定や事件全体の雰囲気は著者の『慟哭』と酷似しており、本気で慟哭を書き直したのかと疑ったくらい。主人公の心の葛藤等は良く書けてると思うが、犯人にしろその他登場人物にしろ全体的にアンバランスな印象を受けた。
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死体の人指し指を切り取るという猟奇的な連続殺人事件、それぞれにクセのある刑事達…と、典型的な警察小説かなと思いきや、さすがは貫井徳郎、どんでん返しともいえる意外な展開が待っていた。こういう驚かし方もあるんだなあーと感心した。ストーリーの要でもある事件の方も鮮やかなトリックが隠されていた。満足!
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13. 09. 23読了。700ページ近い長編ですが一気に読みました。非常に面白かった。
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ミステリ部分は予想の範疇であり大きな驚きはなかったものの、充分満足できる内容だった。
それよりも見応えがあったのは、男たちが織りなす人間ドラマと主人公である西條の転落。
西條に好感を持ったので、自らの性格が招いたこととはいえあまりの過酷さに、理不尽に感じるところも多く、読み進めるのが辛かった。
西條のこれからが気になった。 -
警察小説にありがちなキャリア・ノンキャリアの確執や組織腐敗などではなく、さまざまな個性の刑事達をそれぞれの視点で描き分け、かなりの長編にもかかわらず中弛みを感じさせず、予想の範囲内とはいえ陳腐ではない解決まで、充実した筆致で満足できる力作でした。
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著者の作品がこんなに長編で読めると期待して望んだのに、いまいち作品に入り込めなかった。男だらけの警察官のキャラクターが魅力的じゃなく、途中で誰が誰だかわからなくなった。西條の急激な落ちぶれっぷり・・・
初心者ホームレスのシーンが下手に長すぎ、こんな展開どうでもいいよって飽きてしまった。最後のまとめ方も好きではないな。 -
子持ち離婚経験があるのかな?