給食のおにいさん (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1807
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420892

感想・レビュー・書評

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  • 友人に勧められて、読んでみました。

    主人公は大人なんだけど
    小学校が舞台なので
    なんだかんだと子どもの世界。

    その中で
    給食って不動の地位があり。
    給食の力も感じました。
    考え方が多様化してきている昨今。
    給食って色々大変。
    でもやっぱり必要なんだよね。って改めて。

    文章的には今時かな。
    でもそれが、良い感じ。読みやすくて。
    内容は重いものも感じるけど、
    これなら子どもも読めると思います。

  • 最後まで、毛利が好きになれなかった。
    暴力で人を制御するのはちょっと・・・。

    生徒との関わりはよくかけているかも。
    (関わってくる先生は保険室や家庭科の先生だけど~)

  • 念願の店を火事で失った28歳フレンチシェフ佐々目宗は東京都の若竹小学校臨時給食調理員に。給食の残りをもらいにくる子供、元人気子役の苦悩、元カノシェフによる豪華な給食、アレルギーコピー食を作る親、バイキング給食。子供たちとすごした1年、契約更新か終了か―

    ◆うーん…自分が子供のころとは給食も変わってるだろうけど、ワタシは給食嫌いだったけど、裏側ではこんなに大変なんだなぁ。とはいえ、黒チワワ毛利とか、一生懸命さと辛い過去をひいてもどうにも愛せるキャラじゃなくてなんかな―…

  • 3月31日読了

  • 給食のおにいさんになった元シェフの佐々目。給食にいつでも全力投球な毛利さんや養護教諭の先生、いろんな小学生と一緒に前を向いていくおはなし。
    2016/4/26

  • 1話ではプライドが高くて、子供っぽい主人公佐々目。
    話が進むにつれて精神的に成長していく姿が素敵だなと感じました。
    逆に大人っぽかった毛利さんは弱いところが見えてきて、人間らしさを感じました。
    自分が小学生のとき給食のおばさん(おにいさん?)どんな人だったんだろう。
    給食にスポットをあてていて懐かしい気持ちになるのと同時に、あの頃、給食室に顔を出せば佐々目みたいな人がいたかもと思うと残念な気持ちになります。

  • 最初のささめは大丈夫か?って感じだったけど子供達にも好かれて成長もありでよかった。子供の頃は給食を当たり前のように食べていたけど、こんなに栄養を考えてくれていたんだなと思いました。

  • 一つ一つのエピソードが面白いし、それが問題解決につながっていく過程もよく練られている。現場の事情も興味深い。

  • あまり期待せず読み始めましたが(失礼ですみません)
    給食ワールドに引き込まれてしまいました。

  • 料理人である佐々目が、訳あって貯金が6桁に。たまたま見つけた小学校での給食のおにいさんの仕事。1年だけ、と決めて始めた仕事は思いの外苦労の連続・・・・・・。
    書き出しが「この俺が、こんなところで働くのかよ」とあるように、最初は全く乗り気ではない。給食のおにいさんであることを拒み、“俺は調理師だ”と譲らない。調理師の俺を舐めるなよ、と言わんばかりに給食のメニューを変えるも残飯率は半分以上という最悪な出だしから始まる。
    子供たちが馴染みやすいような、そして栄養バランス、はたまた朝から昼までの限られた調理時間、といった制約がある学校給食。料理人として重視してきた「味」の優先順位は最下位で、納得が行かない佐々目。
    しかし、学校栄養職員の毛利、養護教諭の由比さん、そしてたくさんの子供たちに囲まれて試行錯誤していくうちに、、、といった話。
    今までの人生で学校給食には長いことお世話になったけれど、子供たちのことをここまで考えたうえでの給食だったんだなぁと感心した。もっと大事に食べておくべきだった。
    この文体なら読みやすいし、小学生高学年、中学生にも読んでもらいたい本だと思う。
    佐々目の作ったキュウリのやつを、ついに作った。おいしかった。

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著者プロフィール

東京生まれ。1996年、脚本家デビュー。1999年、テレビドラマ「入道雲は白 夏の空は青」で第16回ATP賞ドラマ部門最優秀賞を受賞。2013年、『給食のおにいさん』で小説家としてデビュー。同作はシリーズ化されている。他著に、『キッチン・ブルー』『イメコン』『バー極楽』など。

「2020年 『二人がいた食卓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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