給食のおにいさん (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1802
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420892

感想・レビュー・書評

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  • 2019.2.13 読了


    有名店で働き、コンクールで優勝するくらいの
    腕があるのに 給食調理員として働くことになった
    佐々目。

    Theな話で、最初は同僚や上司や
    学校の子供たちとも ギクシャク。

    短編で、それぞれに 保健室登校の子供がいたり、
    給食だけが まともなご飯な子がいたり。。。

    徐々に やる気を出してゆく佐々目。


    まあ こんな感じかな。
    続編がありそうな エンド。

  • 請求記号:913.6||E 59
    資料ID:C0039048

    小学生の頃、きっと一度は食べた給食。
    調理員となった主人公は、学校の中で
    様々な問題を抱える子どもと出会う。
    主人公はそんな子どもたちを救えるか。

  • せっかく持った店を失くし、失意の中で「給食のおにいさん」として働くことになった佐々目。いろいろと制限の多い給食の世界だが、続けるうちにこどもたちに「食」を与えることに興味を覚えてきて……。なにげなく本屋で見かけて買ってみたのですが、当たりでした。「いい話」すぎなくて、それでいてこどもたちがかわいくて。ただし、視点は大人からなので、現代の学校の問題点とか。

  • 興味深く、楽しめた。味は二の次と言う毛利の、自分の食べるものや美味しさに無頓着なところが引っ掛かった。日頃、食の大事さを語る本を読んでも、楽しむ一方で食いしん坊の理由付けみたいに思いがちなところが揺らいだ。何だか説得力があった。太ってしまった子が、ダイエットの描写もなく痩せられるの、良いなあ。描かれていないだけかな。

  • すご腕の料理人だったささめさんが学校の給食調理員となった話。
    ネグレクトの母とくらす少年や、太ってしまった人気子役など一つ一つの小さな話があり、また、ささめさんの成長もあって、何とも楽しく読めた。
    シリーズもの?なのか、次が楽しみ♪

  • 読みやすくて面白かった。登場人物それぞれに少しずつくせがあるけれど,うまくまとまっている感じ。

  • 私の中ではなんか福士蒼汰。
    給食の調理員さんたちが子どもたちと触れ合うのっていいな。

  • 主人公が成長していく話。
    始めはどうなるかと思ったが、意外と良かった。
    チワワは好きになれないが…

  • 数々のコンクールで優勝するほどの腕を持ちながら、若竹小の給食調理場で働くことになった主人公・佐々目宗は出勤日初日から子供を泣かせる、給食の残菜率を増やすなどの問題を起こす。マニュアル通りにやることを強いられる給食調理場で働くことに納得いかないがせめて一か月は働かなくてはと思い、出勤することを決意する。
    給食のおにいさんとして働くことになった主人公は、保健室登校生や太ってしまった人気子役、親に満足に食事を与えてもらえない生徒など様々な問題を抱える生徒がいることを知る。そんな問題を抱える生徒達に主人公は給食で解決できないかあれこれ考える。
    主人公は生徒に好きな食べ物を聞いて、それを自分自身で作り、自信をつけるという方法を考える。これをきっかけに生徒は自分に自信が持て、料理をもっと習いたいと思うようになる。
    その後、有名店のシェフが一日小学校の給食を作る「シェフ給食」で主人公はスターシェフとなった、元恋人の上原と再会し、一緒に給食を作ることになる。久しぶりの再会に主人公は少しとまどうが成功させるために意見をぶつけ合う。無事、成功させ上原は勤務しているレストランに戻った。
    主人公が勤める若竹小は全国学校給食協議会が主催する、小学校・給食調理コンテストの書類審査を通過し、学校で実際に給食に出したオリジナルメニューを作ることになった。二学期で福岡に転校することになった陽に最後に少しでも楽しい思い出を作ってあげたいと主人公はコンテストの予選の準備を手伝ってほしいと頼む。若竹小は主人公が考えた「里芋とレンコンのクロケット・サラダ仕立て」を作った。結果は優勝出来なかったが福岡に転校する陽にとっては最高の思い出となった。
    給食コンテストなどのイベントを終えて主人公は給食調理を極めるためにもう一年働きたいと思い、また一年頑張ることにした。

    この本で、子供嫌いな主人公が色々なイベントを通して成長いるのが伝わった。
    給食で問題を抱える生徒達を救っているところが格好良かった。 

  • 2017/7/23
    読み始める前はなぜだかスーパーマンのような給食のおにいさんの話だと思っていた。
    悩める青年でした。
    主人公ささめはまあ良い、私が勝手にスーパーマンと思い拍子抜けしただけだし。
    でも栄養士の毛利はちょっと怖いぞ。不安定。
    彼のバックボーンが知りたくて、その後が見届けたくて続き読んじゃうなぁ。

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著者プロフィール

東京生まれ。1996年、脚本家デビュー。1999年、テレビドラマ「入道雲は白 夏の空は青」で第16回ATP賞ドラマ部門最優秀賞を受賞。2013年、『給食のおにいさん』で小説家としてデビュー。同作はシリーズ化されている。他著に、『キッチン・ブルー』『イメコン』『バー極楽』など。

「2020年 『二人がいた食卓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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