深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421356

作品紹介・あらすじ

父に託された演歌歌手への夢を胸に15歳で単身上京、憧れの堀越高校芸能コースへ入学。未来は明るいと信じていた。だが、東京では厳しい現実が。決まらないデビュー、食事にすら事欠く生活、さらに最愛の父が病に倒れて…。どんなに苦しくても笑われても、私は夢を信じ続けていた-。熱狂的な支持を受ける水樹奈々が全てを綴る、感動の自叙伝!

感想・レビュー・書評

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  • 久々に泣いた。何かを手に入れるためには、何かを犠牲にする。輝いている人たちだって、皆そうなんだ。

  • ライブの物販で購入した記憶。あの非凡なバイタリティからは中々想像出来ないであろう様々な苦労を乗り越えてきたことが分かるドキュメンタリー本。婚約&出産おめでとうございます。

  • 今では日本のアニメやアニソン好きということを
    カミングアウトできるよい時代となってきました。
    その中の第一線で活躍している(声優・歌手の両方で)奈々さんの自叙伝です。
    3年ぐらい前にもう少し大きいサイズで
    刊行されたのは知っていましたが、
    興味がそれほどありませんでした。
    しかし、紅白にも出るぐらい有名になり、
    私自身奈々ちゃんのライブに行くようになって、奈々ちゃんの強さの秘訣みたいなのを知りたくて
    新書版を購入しました。
    読了して感じたことは、本人の努力もさること
    ながら、周りの人に恵まれているな(特に三嶋さんにめぐり会って以降)ということ。
    それから、もの凄く家族同士の中がよい一家だと
    いうことを感じました。
    その絆があったからこそ辛いときにも踏ん張って
    来られただろうし、諦めるという選択肢はなかったんだと思います。
    本書の対談でも述べられていますが、人生の羅針盤的存在として学校の教科書でもイイぐらいの内容であり、夢に向かっていく力強いパワーを感じる本です。
    巻末にある石原NHKプロデューサーの裏話も貴重な
    内容となっています(これを読むためだけに購入
    してもよいぐらいだと感じました)。
    オススメです!

  • 2018.01.22 朝活読書サロンで紹介を受ける。

  • 個人的な趣味の一つにアニメを見ているのですが、かれこれ作者と言っていいのか、声優としての水樹奈々は10年ほど見てきたファンとまではいかないですが、知っていて、演技が良くて、歌もそれなりに聞き、好感を持っている人という感じでありながら、紅白歌合戦にノミネートされた時はネットでどういう反応があるのかとヒヤヒヤしつつも本音は当時タイアップされていたアニメ共々楽しみにしていた一人でした。

    本の内容としては、今までの自伝と言えるでしょう。
    幼少の頃から父親に演歌歌手になるための特訓を受け、本人もその未来に向けて努力し、挫折し、それでも何度も立ち直り、挑戦する。紹介するならば、そういった内容です。
    KinKi Kidsの堂本剛とも高校生の頃は同じクラスだったとのこと、その点は本書ではボヤかして触れられず、テレビで知ったことなのですが…。それでも本書には、皆同じ人間で、同い年のただの普通の人間だという事が記されていました。

    本書は、幼少期から紅白歌合戦までの軌跡。それまでの過程を描いた日常が描かれていました。それぞれ生きていく生活は辛いことが当たり前に増えつつある人生ですが、尊敬を得られる一冊でした。

  • 声優アーティストとして圧倒的な人気の水樹奈々様の自叙伝。

    幼少期(演歌歌手を目指す)から30歳くらい (声優・歌手として成功)までの彼女の生い立ちや苦労、支えてくれた家族のことが記されています。

    アニメやCM、ナレーション等で大活躍の彼女。
    苦労している…等何かに紹介されていたので苦労しているのは知っていたのですが、ここまでとは…。
    と、いうのが正直な感想です。

    でも、おすすめしたいのは苦労しているところではなくて、色々なことがあっても乗り越えて努力し続ける姿勢を推します。
    なんで、こんなに強くいられるんだろう。なんで、こんなに努力し続けられるんだろう。凄いな。と、思います。

    でも、それは叶えたい夢があるからなのか…。と、また感心。

    諦めないってそんか簡単なものじゃないって本当に実感しているので、その姿勢、尊敬に値します!

    ちょっと読んでみようかな~が、思わずおすすめしたい本に…。

    アニソン界の女王、歌姫の半生に興味がある方、ない方も是非!読んでみてください。

    図書館スタッフ(東生駒):ぴぃ

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100394276

  • すごいな、この人。ああ、強い人にはそれにふさわしい理由があるのね。いつの間にか、勇気をくれる。なかなかないぞ、こんな本。

  • コミュニティ政策学科4年 月を肴に酒を飲もうさん

    演歌歌手を目指し、声優となり、紅白歌合戦に出場していくまでの物語。
    それまでには、家族の支えやデビューまでの苦心など、様々な出来事があり、自分も色々な人たちに支えられて生きているのだなぁと再認識できる。また、夢を叶えるという苦しみや喜びが、ひしひしと伝わる一冊です。

    資料ID:C0036438
    配架場所:本館2F文庫書架

  • いやーこの人すごいわ、と素直に思った

  • 彼女が苦労人であることは聞き知っていましたが、それはもっぱら金銭的なものだとばかり思っていました。でも、小中学校時代にクラスメイトから受けた嫌み・中傷の類いや、師と仰ぐ者から受けたセクハラまがいの行為とか、その重ねた苦労たるやこんなにも凄まじいものだったのかと驚くばかり。
    そんな彼女を支えていたのは家族への深い愛であり、親友と呼べる友の存在であり、彼女自身のポジティブな思考なのでしょう。
    いつもパワフルに歌い、演じているという彼女のイメージからはかけ離れた、傷つきやすい一人の等身大の少女の姿がここにはありました。楽しいことばかりではない、いや、どちらかと言えば彼女にとってトラウマにもなっている過去の出来事、胸の内をよく吐露する気持ちになったものだと驚きました。
    彼女は才能に恵まれていると思いますが、それ以上に間違いなく努力家であることが再認識できました。
    また、偏食だったり、不器用だったりという水樹奈々の意外な一面も垣間見ることができる一冊で、興味深く読みました。

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