40歳を過ぎたら生きるのがラクになった (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344428294

感想・レビュー・書評

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  • 女の闇とか思い込みを笑い飛ばしてくれる一冊。笑いたい女性におすすめ!

  • 40歳を過ぎても生きるのはラクにならないので買ってみた。我は残念ながらいい感じのJJ(熟女)にはほど遠いのだが年齢レベル的にはもうバラモスも竜王も倒せるくらいになってきており、アルテイシアお姉さまの痛快な語り口のこの本はなかなか面白かった。
    この人ほど開けっ広げな若かりし頃を過ごせてないので共感は若干しがたいけれども。

    私は一般的にいう花のJKやら女子大生やら20代キラキラ時代がクソのような人生だったので、今も生きづらくはあるものの、JJ時代は身体的にも精神的にもゆるやかな右肩上がり。なので、「普通に若者してると、40過ぎたらそこまで老いを感じられるのかー!いいなー!」と、著者の若さをちゃんと満喫した人生が若干羨ましくもありました。
    とはいえもちろん着る服も変わるし髪も細るわけで、暖かさを求めだす中高年の生き様とか乾きがちな身体とかをジョジョネタとか時代ギャグをぶっこみながら描いてるのは面白かったです。JJには心も体も潤いが必要。

    アルテイシアさんが本著を通じて説くように、全てのフェーズ・立場の人を肯定し、マウンティングする奴にはナイツ返し(漫才にもちこむ)やbot返し(「へー〇〇さんはそういう考えなんですね」しか言わん)を行い、イカレ発言には身内の不幸返しをし、イジメや差別やセクハラにはしっかり怒り倒す、そんなJJにわたしは、なりた…いがなれないところも多そうだが、参考にしたいと思います。まずはジョジョを少し読もうかな…(ネタが一部不明だった ←そこか)

  • 現代社会を面白おかしく皮肉る著者。
    ぶっ飛んだ人かと思えば、自身のお母さんの辛い過去をお持ちだった。
    徹底的な女性の味方。私もJJ会したいなと思った!

  • こんなに本読んで笑ったの久しぶり「てめぇのために痩せてんじゃねぇよ!(°ᾥ°)」

  • 爆笑しながら読みました。ここ何年かで一番面白いエッセイです。熟女をJJと呼び、その生態を綴っています。

  • 下品な文章なのに芯をくってて面白い。

  • 自分の娘や息子がおなじことをされたら笑えるか?
    容姿で差別するとか、そんな低レベルなことやめようぜ。という共通認識があった。
    私たちは男に選ばれるための商品じゃない。
    (大学で)自分は男に値踏みされて格付けされる商品だと感じた。

  • とにかく笑える、お腹を抱えて笑える。若かりし頃の自分に読ませたい。女性の価値は、若い事なんかじゃないと。セクハラは笑顔で流さなくていいと。今は当たり前のように、プーチン顔をキメられるようになった。私たちの歩んで来た道に落ちていたクソを、これからの世代には踏ませないように、わたしもクソを拾って歩こうと思う。

  • "「こっちは理由があって怒ってるのに『そんなにカリカリしないで』とか言われると、爆破したくなります」"(p.147)


    "「なんで結婚しないの?」とか「子どもは3人以上産め」とか、取引先の女社長には言わないだろう。それを誰に対しても言わなければ、失言は避けられる。" (p.228)


    "イカれた発言をするのは本人がイカれているからであり、属性は関係ない。既婚・未婚・子持ち・子ナシ……と属性で判断しないことが、戦争を起こさない鍵である。""(p.246)

  • テーマは「加齢」。
    マンガをモチーフにした表現の軽快な文章の中に、男尊女卑への怒りと笑いが混在している。
    読んでいて、ふふっと笑えるほど面白いし、こんなにも私自身固定観念に縛られていたのか、と気づくこともできた。
    あと女子校で過ごすのは楽しそうだな、と思った。

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著者プロフィール

フェミニズムを明快に軽快に語り下ろす作家。
主な著書に、『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった 』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『59番目のプロポーズ』ほか多数。

「2023年 『生きづらくて死にそうだったから、いろいろやってみました。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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