- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344431270
感想・レビュー・書評
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名の通り、日本史の通史である。
ところどころに日本すごいでしょ、的なコラムが鼻につく(著者からしてわかっていはいた)けれど、コンパクトにまとまっているので読みやすい。
当然、歴史書なので作者の好みや思想が反映されるが、それは歴史を読むにあたっては前提として理解しておく必要があるし、いろいろな通史を読んで自分の中の正統を作っていくのだ。
とは言え最初から日本書紀を原文で読むなんて不可能なので、入門としては良いのでは。 -
日本史を学び直す目的で読み始める。
学生時代ぶりで、歴史の流れを完全に忘れているが、それでも分かりやすく、過去を学ぶ面白さを感じる。
そしてそれは現代を生きる上で役に立つ。
全体の流れは理解出来たので、次は人にフィーチャーして深掘りしていきたい。
とりあえず下巻を読み進めよう。
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面白い。通史は何冊も読んできたが、ここまでドラマチックに描けるのは、さすが小説家。
因果関係については著者の解釈も含まれているが、主観だと分かったうえで読めば(実際にわかるように書かれている)、これほど面白く読ませる通史はないだろうし、逆にその解釈が正しいかどうか自分で確かめたくなって、日本史への意欲がさらにそそられる。
下巻も楽しみ。 -
私にはこの本の是非を判断するだけの能力はないが、歴史書としては著者の推定が多すぎるのではないかという印象は強く残る。
ただ、日本人が日本史を学ぶ意味は、「日本とは何か」という問いに答えられるようにするということにもあるといえる。その意味では本書も有意義ではないか。 -
分かりやすく書かれており、読みやすい。
ただ、著者の願望のような解釈も見受けられるので、賛否が分かれる内容だろう。 -
小説家が書いている通史のため、ストーリーとして個々の出来事が繋がっており、すごく読みやすいです。上巻は縄文時代〜幕末、下巻は明治〜現代までが描かれています。
日本がどうやって国として出来、繁栄してきたのか?先人たちがどんな困難をどう乗り越えてきて今があるのか?自分たちの祖先はどんな人間性を持っていたのか?が分かり、とても面白かったです。
私はこの本を読んで、自分たちのルーツを知りたいという知的好奇心が満たされ、かつ日本人であることを誇りに思えました。日本のように成立して以来2,000年近く一つの国が続いた例は世界のどこにもありませんし、日本人はかつてから、誠実さ、善良さ、勤勉さを世界の人々に認められていたのです。
以下、メモ
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様々な本を読んでいる内、歴史についても改めて学びなおしたいなと思い本書を購入しました。本書では縄文時代~幕末まで通史が書かれており、歴史のおさらいをするのにはうってつけでした。個人的には徳川幕府の発足から徳川家の家系を追いながら読み進め、徳川幕府のその長さに改めて圧倒されました。
通史ゆえに1つ1つの出来事に関しては説明を省略されている部分もありますので、気になる人物や出来事があれば別途詳細を調べながら読み進めましょう。織田信長のくだりは結構あっさりしてました。
また、読んでいて難しい漢字やこれは何て読むんだっけかという単語が随所に散りばめられておりますので、こちらも調べながら読むことをおすすめします。 -
天皇男系男子途絶えさせてはいけない。
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著者の多分に偏った意見が度々見られるが、それも含めて面白いと思った。愛国心を醸成されたい方は一度君されるといいと思います。
pandra さんも、ご指摘の...
pandra さんも、ご指摘の通り、僕も愛国的態度や記述は少し、鼻につくことはありますが、日本通史をこれくらいコンパクトにまとめるには、かなりの勉強家なのだろうなと、推察します。
今年も、活躍を続けて、問題作、話題作を世に問うて欲しいものですね。