リボルバー (幻冬舎文庫 は 25-7)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 4623
感想 : 215
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344433069

感想・レビュー・書評

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  • 「作り話」と強調されており、更に最後の書評で、本当に「作り話」とわかってしまい、これが史実に基づくフィクションなのかなぁと。

    自殺説、他殺説ある中で、相手が全く容疑がかかっていない、しかもゴーギャンと言う著名人が挙げられるなんて。リボルバーを渡したところまでは本当なんだろうか。それを知りたい。

  • 西洋美術をあまり知らない私でも、美術館に行ってみようかなという気持ちにさせられました。カタカナの名前が多く、読みながらも噛みそうな気になってしまうのですが、時間を忘れて先へ先へと読み進めたくなる本でした。

  • 実在するゴッホやゴーギャンといった人物に素材を得て、「あったかもしれないドラマ」を紡いでいく。なんだろう、ころころと変わる語り部の熱量というか、そういった部分に入り込めなさがあった。

  • ゴーギャンによるファン・ゴッホ射殺説を基にしたフィクション小説。
    最後の畳み掛け(サラ→エレナ→ゴーギャン→ゴッホ)がオシャレすぎる

  • フィクションとはわかっていても、原田マハさんの世界に引き込まれていってしまう。読んだ後はゴッホが身近に感じられて、美術館に行きたくなるし、作品を検索したりしてしまう。関連する、『たゆたえども沈まず』も翌日に読了。

  • 普通に面白くてさっくり読めた

  • 歴史書や文献でしか知らなかった人物が”生身の人間として目の前に現れる“ その瞬間の興奮と感動を求めて、研究者は絵画や歴史を追い続けるんだな。

    「たゆたえども沈まず」の後にこれを書けてしまうマハさん、どうなってるの、、?

  • 先に読んでいた「たゆたえども沈まず」との違いを楽しみながら読んだ

  • 原田マハさんは初めてだったのだけれど…
    美術史を学んだ著者が描く、ゴッホとゴーギャンの物語。2人の間に起こった出来事は本当にその通りだったのではないかと思わせるような説得力があった。
    冴の、根拠のない出来事を事実だと認める訳にはいかないという研究者としての立場と、ヴァエホからエレナに、エレナからサラに語り継がれた「秘密」を信じたいと思う、長年ゴッホとゴーギャンを追いかけてきた一ファンとしての立場、両方にのめり込み、共感してしまった。
    絵画を愛する人々の、静かな情熱があちこちで垣間見え、自分も絵画の世界に引き込まれていくような時間だった。

  • サラの追想からゴーギャンの独白まで、
    止めることができず一気に読んでしまった。
    やはり原田マハさんのゴッホの話の迫力が素晴らしい。
    たゆたえども沈まずでゴッホの情熱とテオの献身を読んでいたので、
    それを思い出しながら読めて本当に引き込まれた。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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